Far Yeast Brewingが北杜産の生ホップを使った限定ビール発売!

Far Yeast Brewing「Far Yeast Farm to Brew」

Far Yeast Brewingファーイーストブルーイング、山梨県小菅村)は2021年8月31日(火)、同じ山梨県の北杜市で収穫したばかりのフレッシュホップ(生ホップ)を使った限定ビール「Far Yeast Farm to Brewファーイースト ファーム トゥー ブリュー)」の予約受付を同社オンラインストアで開始しました。一般発売は9月18日(土)を予定しています。

 


収穫したその日に仕込み釜へ

Far Yeast Brewing「Far Yeast Farm to Brew」

本商品は、山梨の生産物を使ったビールづくりを通して地域産業活性化を図るという「山梨応援プロジェクト」の第7弾。北杜市でホップ栽培を営む「小林ホップ農園」のホップを使用したビールです。

一般的に、収穫したホップは1年を通して安定した品質で使えるよう、乾燥処理を行いペレット状に加工するなどしますが、加工の過程で香り成分の一部が揮発してしまうことは避けられません。乾燥処理を施さず生ホップを使う場合も、収穫直後に凍結させた冷凍ホップを使用することがほとんどとなっています。

そこで、新鮮さにこだわったFar Yeast Brewingは今回、真夏の朝収穫したばかりのフレッシュホップをその日のうちに醸造所へ持ち帰り、仕込み釜に投入。同じ域内でホップを生産している地域でしか、かつ収穫期にしかできない特別な醸造となりました。

 

小林ホップ農園の生ホップ40kg

Far Yeast Brewing「Far Yeast Farm to Brew」

手作業でホップのまり花を分解

Far Yeast Brewing「Far Yeast Farm to Brew」

「小林ホップ農園」の小林吉倫氏(手前)

八ヶ岳南麓の山梨県北杜市は、日本で初めて本格的なホップ栽培が始まった場所ですが、現在は県内のホップ農家も減少傾向に。そんななかで2016年に創業した「小林ホップ農園」の小林吉倫氏は、北杜市産ホップの復活と活性化を目指してホップ栽培に取り組んでいます。

今回使用したのは、そんな小林ホップ農園のホップです。7月下旬、醸造所のスタッフも早朝から北杜市にある同農園を訪れて収穫を手伝い、約4時間かけて40kgのホップを収穫。昼過ぎには仕込みチームの待つ源流醸造所へと最短時間でフレッシュホップを運び、香り成分を効果的に抽出するためにひとつひとつ手作業で花を分解し、そのまま仕込み釜へと投入したそうです。

 

スタイルは伝統的な“ケルシュ”

Far Yeast Brewing「Far Yeast Farm to Brew」

そうして完成した本商品は、フレッシュホップのアロマとフレーバーをシンプルに楽しめる、香り豊かですっきりと飲みやすいケルシュとなりました。

クラシカルなケルシュスタイルを目指し、モルトはピルスナーモルトカラピルスモルト、そして小麦の3種類をブレンド。一方、ホップは苦味づけにジャーマンホップの「メルクール」をわずかに使用したものの、それ以外は全て北杜市産ホップを使用したそうです。

品種は、杉やヒノキ、レモングラスのような香りが特徴の「ソラチエース」と、刺激の少ない爽やかな苦みが特徴の「スターリング」の2種類。すっきりとドリンカブルに、モルトとホップが織りなすフルーティーな味わいを楽しめるビールになったとしています。

 


「Far Yeast Farm to Brew」概要

商品名
Far Yeast Farm to Brew(ファーイースト ファーム トゥー ブリュー)
販売開始日
2021年9月18日(土)
価格
オープン価格
原材料
麦芽(ドイツ産、ベルギー産)、小麦、ホップ
アルコール度
5.0%
スタイル
Kölsch Style(ケルシュスタイル)
品目
ビール
醸造所
Far Yeast Brewing 源流醸造所(山梨県小菅村)
仕様
350ml缶、15L樽
Webサイト
Far Yeast Brewing公式オンラインショップ
小林ホップ農園公式サイト

 

 

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