傷りんごを救済&活用したアップルパイ風味のフルーツビール「アップルシナモンエール」9.27発売


神奈川県厚木市のサンクトガーレンは2017年9月27日(水)から2018年3月末まで、秋冬限定でフルーツビール「アップルシナモンエール」を販売します。

 


台風で傷ついた長野県伊那市の“訳ありリンゴ”を救済・活用

「アップルシナモンエール」は麦芽(モルト)を軽く焦がした“カラメルモルト”風味が特徴的な琥珀色のビールです。ビールにカラメルソースのような甘さと香ばしさをもたらすそのモルトとともに、副原料に500個の焼リンゴをはじめ、シナモンとメープルシュガーも加えられています。そのフレーバーは、まるでアップルパイのよう。もちろん本物のアップルパイとも抜群の相性ですが、クッキーなどの焼き菓子と合わせるのもおすすめとのことです。

また、今回の仕込みに使用したのは長野県伊那市の“訳ありリンゴ”。収穫前に落下してしまったものや大きさが規格外のものなど、通常では売り物にならない果実を買い取ってビールに加工しています。今年は台風18号の影響でリンゴ同士がこすれたり枝にぶつかったりして果実に傷がつく被害も出ていたのですが、そうした傷リンゴも救済・活用していきまました。

 


500個ものリンゴを丸1日かけてリンゴを焼きあげる

 

 

「アップルシナモンエール」の仕込みは、同じ厚木市内にお店を構える製パン店「ル・フルラージュ」のオーブンからスタートします。500個ものリンゴを丸1日かけてリンゴを焼きあげ、その翌日にまた1日かけてビールを仕込んでいくという大作業なんだそうです。

 

 

そんな風にして今年もできあがった「アップルシナモンエール」。ビールのアテというと塩味や辛味の効いたものを想像しがちですが、最近は同商品のようにスイーツと好相性のフルーツビールも増えてきたのが嬉しいところ。そろそろ近づいてきたハロウィンのパーティーにもぴったり合いそうです♪

 

※こちらが仕込み等の風景。こんな風につくっているんですね。

 

なお、現在は日本の酒税法で果物やスパイスがビールの原料として認められていません。従って、ビール定義の1つである「麦芽比率67%以上」をクリアしているにも関わらず、「アップルシナモンエール」は「発泡酒」という表記をせざるを得ません。ところが、麦芽比率は高いので税率だけは(発泡酒より高い)ビールと同じという、若干いびつな税法が適用されてしまう商品なんですね。

先般ニュースになっていた税制改正で、そうした麦芽比率や副原料の有無によって異なるビール類の酒税がやがて1本化されることにはなりました。ただ、実際の1本化には数年~10年かかるとのこと。改正内容が美味しいフルーツビールになって消費者に還元されるのはだいぶ先のようです。

 

「アップルシナモンエール」
<内容量>
330ml
<品目>
発泡酒
<原材料>
麦、ホップ、りんご(長野県伊那市産)、メイプルシュガー、シナモン
<希望小売価格>
429円(税抜)
<スタイル>
フルーツビール
<アルコール度数>
5%
<発売期間>
2017年9月27日(水)~2018年3月末まで
<Webサイト>
公式サイト
<ボトル販売場所>
サンクトガーレンオンラインショップ/京王百貨店新宿店/ドン・キホーテ中目黒本店/のもの秋葉原店/クイーンズ伊勢丹 品川店・藤沢店/日吉東急/スリーエフ 品川小山台店・新城店/マルイファミリー海老名店など。
※サンクトガーレン取扱いビアバー、9月29日~10月15日に横浜赤レンガ倉庫で開催される「横浜オクトーバーフェスト2017」では樽生が提供されます。

 

 

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