新たな人気カテゴリーへ!キリンが「無糖チューハイ」の市場調査結果発表

キリンビール「キリン 氷結®無糖」

キリンビールは2026年3月、10月に控える酒税改正に向けて、RTD市場において近年急速に拡大しているという「無糖チューハイ」カテゴリーに関する飲用実態調査の結果を発表しました。

 

5年間でRTD市場でのシェアは約5倍

チューハイ内[無糖チューハイ]販売容量シェア
[図1]
チューハイの購入容量(推計)
[図2]

糖類・甘味料を一切使用せずに仕上げた、甘くなく果実味が引き立つというキリンビールの「キリン 氷結®無糖(以下、氷結®無糖)」シリーズは、2020年の発売以来、同社RTD(※1)の売上No.1(※2)ブランドに成長。過去20年間に発売したキリンビールRTDブランド内にて最速で18億本を突破するなど、「無糖チューハイ」カテゴリーをけん引しているとのことです。

その「氷結®無糖」が発売された2020年から2025年にかけ、「無糖チューハイ」カテゴリーはRTD市場におけるシェアを約5倍に拡大[図1]。2024年にはハイボールの購入容量規模を超えており、ビール類や有糖チューハイなど、その他カテゴリーの購入容量規模が停滞や横ばいが続くなか、カテゴリーとしての人気を確立したとしています[図2]。

※1:Ready to Drinkの略。栓を開けてそのまま飲めるアルコール飲料
※2:「氷結®無糖」シリーズ2025年年間出荷実績

 

酒類の新たな「王道カテゴリー」

24年1月~25年12月_年4回以上酒類購入者において/マクロミルQPRデータを用いてキリンビールにて推計(N=16,011人)
[図3]
24年1月~25年12月_15歳~19歳,70歳以上を含まない無糖を訴求するチューハイのRTD(ノンアル除く)2か年で104回以上購入者における購入率 マクロミルQPRデータを用いてキリンビールにて推計(N=1,228人)
[図4]
20年1月~25年12月_無糖を訴求するチューハイの男女20代の購入率マクロミルQPRデータを用いてキリンビールにて推計(N=3,364人)
[図4]

また、他の調査によると、お酒離れが進んでいると言われている昨今でも、酒類購入者の2人に1人(50.0%)が「無糖チューハイ」を飲んでいることが分かったそう[図3]。“お酒をあまり飲まない層”を含めても、多くの顧客が「無糖チューハイ」を楽しんでいることが分かったとしています。

さらに、RTDを週2回以上購入する「お酒好き層」に絞ると9割以上(92.7%)が「無糖チューハイ」を購入[図4]しており、「無糖チューハイ」は酒類の新たな「王道カテゴリー」として人気を確立したと言えるとしています。また、20代を中心とした若年層における購入率は5年で約5倍にまで上昇しており、幅広い層・世代の顧客に支持されていることも分かったとのことです[図5]。

 


[図6]

こうした消費者ニーズの高まりを受け、「無糖チューハイ」の商品数は5年で約7倍まで拡大。キリンビールは、レモン以外の様々なフレーバーが楽しめるようになったことも「無糖チューハイ」の人気を後押ししていると見ています[図6]。

 

ニーズの高まりを受け食中酒の新定番へ

食事に合わせやすいお酒(MA)【全体】
[図7]
最近の「無糖チューハイ」飲用頻度増加の理由(MA)【全体】<「無糖チューハイ」引用頻度増加者を対象>
[図8]

また、別の調査(※3)によると、近年「食事に合わせて楽しめるRTD」を求める声が高まっており、そうしたニーズのなかで「無糖チューハイ」は食事に合わせやすいお酒として支持を広げているとのこと。実際に、食事に合わせやすいお酒を聞いた調査の上位3位は「ビール」(65.3%)、「無糖のチューハイ(商品名に無糖が入っている)」(46.2%)、「第三のビール」(31.3%)という結果になっており、「無糖チューハイ」はビール類と並び、食事に合わせやすいお酒として認知されていることが分かったとしています[図7]。さらに、「無糖チューハイ」の飲用頻度が増加している人に理由を聞いたところ、「おいしい無糖チューハイが増えたから」(56.8%)、「無糖のチューハイは食事に合うから」(39.8%)との結果になりました[図8]。

※3:2024年10月実施「無糖チューハイ」飲用実態調査
調査方法:インターネットリサーチ 調査期間:2024年10月23日(水)~10月24日(木)
調査対象:全国の20~60代の「無糖チューハイ」飲用経験者(「無糖チューハイ」を「月に1日未満」以上飲用)

 

パーソナライズ志向も人気の背景に

トレンド評論家・牛窪恵さん

トレンド評論家・牛窪恵さん

「無糖チューハイ」の人気理由について、トレンド評論家の牛窪恵さんは、AIによるパーソナライズ志向・「脱とりあえずビール」など、最適化ニーズが「無糖チューハイ」人気の背景にあるとしています。

この5年で急成長した「無糖チューハイ」市場。とくに近年は、AIの進化によるパーソナライズ志向の高まりもあり、「自分に最適」か否かで、賢く商品を選ぶ消費者が増えた印象です。たとえば、自分の好きなメニューに合うか、気分に合わせて選べるか、アルコール度数が高すぎないか、コスパは良いか、健康面でも(糖質など)配慮されているか、など。
また、長引く節約志向や、コロナ禍以降の「おうちごはん」需要により、若者を中心に、「1杯目から、(『とりあえず〇〇』より)自分に合った商品を選びたい」や「家族や友人・知人との大切な会話や食事を、邪魔して欲しくない」との思いも高まりました。
そんななか、「自分に最適」を叶えてくれるうえ、さらに「合理的に(無駄なく)」や、「(食中酒として)邪魔しない」のキーワードをも満たす「無糖チューハイ」は、今後ますますこだわりの味のバリエーションを増やすことで、さらに人気を拡大し続けるでしょう。

 

「氷結®無糖」は期間限定フレーバーも人気

キリンビール「キリン 氷結®無糖」

こうしたなか、「氷結®無糖」シリーズは、キリンビールが2020年から発売した新商品の中で唯一、5年連続で最高売上(※4)を更新。さらに過去20年間に発売した同社RTDブランド内において最速で18億本を突破しており、同社RTDの売上No.1ブランドとして、拡大する「無糖チューハイ」カテゴリーをけん引しているとしています。

2020年の発売以来、顧客のニーズや食事との相性に合わせ、フレーバー毎に果汁や原料の最適なバランスを追求・開発してきたという「氷結®無糖」ブランド。「食事に合わせやすいお酒」としてビールに次ぐ上位に挙げられているという市場トレンドとも合致する同シリーズは、食事にも合わせやすく、余計な甘さがない「澄みきった、クリアなおいしさ」が支持され、好評を集めているとしています。

また、「氷結®無糖」シリーズは2024年から、「白ブドウスパークリング」「グリーンアップル」「スモモ」「和梨」といった期間限定商品で展開しています。定番の柑橘以外の新しい味わいが高い評価を得て、2025年に発売した限定品販売数量は前年比120%超(※5)と好調に推移。多様なフレーバーによる「無糖チューハイ」の新しいおいしさの提案は、これまでに「無糖チューハイ」を飲んだことのなかった顧客の飲用機会創出にもつながっているとのこと。定番のレモンやグレープフルーツだけではない「選べる楽しさ」の提供は、20代を中心とした若年層の「無糖チューハイ」の購入率増加にも寄与しており、今年4月7日(火)にも昨年好評だった「キリン 氷結®無糖 グリーンアップル ALC.7%(期間限定)」が再発売予定。キリンビールは、今後もさまざまな新商品発売によって、さらなるカテゴリー拡大を目指すとしています。

※4:350ml×24本換算、2020 年から2025 年までの1~12 月の当社出荷実績
※5:350ml×24 本換算、2024 年から2025 年までに発売した限定品の当社出荷実績

 

 

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山本兼司
この記事を書いた人
山本兼司
■「Always Love Beer(オールウェイズ・ラブ・ビール)」代表
記者として工業専門誌で2年、編集ライターとしてライフスタイル雑誌で3年勤務したのち、フリーランスへ。2016年6月に当サイトを立ち上げ、企画、編集、取材ライティング、撮影、デザイン、コーディング等を担当。2021年5月に合同会社しおりワークスを立ち上げ、代表に就任。
HP:https://www.shioriworks.com/