「一番搾り」の奥深さ堪能!新業態「ソソギタテ」が日比谷OKUROJIで開業

2026-08-17

「一番搾り」の奥深さ堪能!新業態「ソソギタテ」が日比谷OKUROJIで開業

ビアレストラン「キリンシティ」の経営とチェーン展開を行うキリンシティ(株)は2026年8月7日(金)、注ぎたてビールの価値を提案するという新業態「ソソギタテ 日比谷OKUROJI店」を、東京都千代田区・JR高架下の商業施設「日比谷OKUROJI」でオープンしました。

本記事では、8月3日(月)に開催された、本店舗のお披露目発表会での様子を交えてレポートします。

 

自身のスタイル持つ30代が自然に立ち寄れる場に

キリンシティ代表取締役社長 田中賢了(たなか・けんりょう)氏

店名については「一番おいしい瞬間を想起させつつ、その中身に職人感というか、本質的なものが感じられるネーミングにこだわった。注がれた瞬間から変わりはじめるビールの“ソソギタテ”の一瞬を楽しんでいただきたい」と語る、キリンシティ代表取締役社長の田中氏

ドイツ伝来の3回注ぎを中心としたビール提供技術や、日本各地の食材を生かした手づくりの料理を、ビールに合う形で提供することなどを柱に、創業以来43年間にわたり顧客の支持を集め、現在は全国で27店舗を運営しているというキリンシティ。一方で、昨今は労働力不足、コストの上昇、テクノロジーの進展等を背景に消費者行動も変容しており、「外食産業をとりまく環境の変化は、当社が積みあげてきた強みを生かせるチャンスではないかと考えた」と、新ブランドの開発経緯を語るのは、キリンシティ代表取締役社長の田中賢了(たなか・けんりょう)氏です。

 

ソソギタテ 日比谷OKUROJI店 店舗内観

店舗内観

そのうえで、同じ外食でも、キリンシティは「どちらかというとお食事とともにビールやソフトドリンクをお楽しみいただくビアレストランであり、目的来店を中心とした業態」(田中氏)なのに対し、新ブランドは日々の生活動線上で気軽に立ち寄れる拠り所になれるような店舗を目指したとのこと。「キリンシティが深みの進化とすれば、ソソギタテは拡張。お客さまとの接点を広げたい」との考えから、キリンシティとは全く異なる領域を狙った店舗づくりを行ったそう。これに伴い、ターミナル駅の近接エリアを中心に出店しているキリンシティに対し、新ブランドは少しサイズをダウンして設備の軽量化も図るなどして、これまで以上に投資効率を高め、スピード感を持った出店戦略を取っているとしています。

 

ソソギタテ 日比谷OKUROJI店

30代のビジネスパーソンをはじめ、夫婦やカップル層をメインターゲットとして、顧客のLTV向上を目指すという「ソソギタテ」。30代はSNSでの情報収集等が得意で流行にも敏感であり、「さらに言うと流行に流されず、自分に合うもの、自分が好むものを見つけ、その志向を成熟化させていく方々が多いと見ている。そうした方々に、気軽に立ち寄って楽しんでいただけるような空間、メニュー、店舗づくりを目指した」と、田中氏は続けます。

 

ソソギタテ 日比谷OKUROJI店 店舗内観

店舗内観

そんな「ソソギタテ」のコンセプトは「大人の寄り道 街角ビアバル」。「仕事帰りや外出の途中で、“まっすぐ帰るほどではないけれど、騒ぎたいわけでもない”というとき、知人や友人、あるいはお一人でも自然にふらっと立ち寄っていただいて、ご自身の時間を過ごしていただけるような場所にしたい」という田中氏。「43年にわたって培ってきた注ぎの技術を生かし、ビールの奥深い味わいや楽しみをご提供しながら、お客さまの一日を優しく整えたい。ただ立ち寄る飲み屋ではなく、大人の息抜きというような贅沢な体験をご提供できれば」と、今後目指していく新ブランドのあり方を語ってくれました。

 

一番搾りブランドの奥深さを表現していく

ソソギタテ 日比谷OKUROJI店 店長 増田陽平(ますだ・ようへい)氏

「一番搾り」ブランドの奥深さを伝えるべく、現在は「キリン一番搾り生ビール」「一番搾り 黒生」を提供しており、「今後はハーフ&ハーフのようなブレンドビールや『一番搾り ホワイトビール』の提供も検討していきたい」と語る、「ソソギタテ 日比谷OKUROJI店」店長の増田氏

続いては、新業態で提供するフードの開発担当であり、「ソソギタテ 日比谷OKUROJI店」の店長でもある増田陽平(ますだ・ようへい)氏が登壇し、提供するビールやフードの詳細や、その狙いなどを語りました。「ビールをもっと美味しく、もっと楽しく。」をコンセプトに、「キリンシティで培ってきた提供技術をさらに発展させた形で、『キリン一番搾り生ビール(以下、一番搾り)』の奥行きの部分を表現していきたい」と、増田氏はビール提供におけるこだわりを説明します。

 

ソソギタテ 日比谷OKUROJI店「Totonoi(トトノイ)」「Ajiwai(アジワイ)」「Soukai(ソウカイ)」

注ぎ分けの技術によって、同じ「一番搾り」ながら異なる味わいを引き出したという「Totonoi」「Ajiwai」「Soukai」の3種

同じ液種であっても、平盃、猪口、升など、口へ運ぶ器によって味わいが変化する日本酒の世界観に習い、「同じ『一番搾り』でも、舌に当たる量、位置、スピード感といったところで味わいの変化を楽しんでいただけるように」(増田氏)、注ぎ分ける技術によって、同一液種ながらも異なる味わいを表現したというビールが「ソソギタテ」のキラーコンテンツ。主な提供スタイルは「Totonoi(トトノイ)」「Ajiwai(アジワイ)」「Soukai(ソウカイ)」の3種で、それぞれ専用のグラスと注ぎ方で、一杯ごとの個性を最大限に引き出していくとしています。

 

器や注ぎ方による味わいの変化楽しんで

ソソギタテ 日比谷OKUROJI店「Totonoi(トトノイ)」

「Totonoi(トトノイ)」

薄張りグラスを使用した「Totonoi」は、流量を確保できるサーバーを使用。注いだ瞬間に発生する大粒の泡を、あえて溢れさせることでキメ細かいクリーミーな泡だけを残し、「泡と液体の境目が分からないほどの、スルスル飲めるビールになる」(増田氏)とのこと。開口型のグラスからスルスルとビールが入っていくため、ビールが舌全体、なかでも旨味を感じる舌の中央に当たり、麦の本来の美味しさを感じ取ることができるとしています。

 

ソソギタテ 日比谷OKUROJI店「Ajiwai(アジワイ)」

「Ajiwai(アジワイ)」

これに対して「Ajiwai」は、「一番搾り」を最も美味しく飲めるよう開発されたという専用の一番搾りタンブラーを使用したうえで、少しすぼんだ形のグラスにゆっくり液体を注いだ後、泡と液体を一気に衝突させる注ぎ方をするそう。液体より約3度ほど温度が高いと言われる泡の部分に冷たい液体を一気に当てることで、泡自体をしっかり冷たくコーティングし、もっちり食感の泡をつくるとともに、程よく炭酸を除くとのこと。「少し口元がすぼんでいるため、泡のもっちり感も相まって、傾けたときに液体自体が口の中で細く入っていき、ビールが舌先に当たりやすくなる」とのこと。舌先は甘みを感じるセンサーがあるということで、より麦本来の甘みを味わえるようなビールになるとしています。

 

ソソギタテ 日比谷OKUROJI店「Soukai(ソウカイ)」

「Soukai(ソウカイ)」

そして、最もビールらしい楽しみ方ができるということで、「ぜひ暑い夏にお飲みいただきたい」(増田氏)という「Soukai」は、炭酸感をしっかり残すような注ぎ方。専用のジョッキクーラーで冷やされたグラスに液体をゆっくり注ぎ、最後にグラスの縁に泡付けを行うことで、液体と泡の干渉をさせにくくして、炭酸感をしっかり残すそう。厚みのあるジョッキをゆっくり傾けて飲むような形になるため、喉の奥、舌の奥に当たり、よりビールらしい苦み、刺激感、爽快感が味わえるとしています。

 

フードは「あれもちょっと。これもちょっと」

ソソギタテ 日比谷OKUROJI店 フードメニュー

瞬間燻製で顧客のテーブルにて仕上げるという「イブシタテ!ローストビーフ」(テーブル一番奥)は、スモークガンでドームの中に燻製煙を満たした状態で提供し、顧客の目の前でドームをと開けて煙がひろがる演出も行う

一方、フードについては、キリンシティと同じく「From Brewery & Farm」のコンセプトをベースにしつつ、燻製をメインにしながら、「良いものを、少しずつ」というコンセプトを加えて小皿料理を展開。「“あ、私はこれを食べてみよう”、“自分はこれが合うかな”といった、自分好み・自分スタイルに寄り添うようご提供していきたい」(増田氏)とのこと。まずはブランドの世界観をいち早く体感してもらうべく、燻製要素を加えた“お通し”を「First Smoke」として提供。ビールとともに燻製を味わってもらいたいということで、定番の「燻しミックスナッツ&ポップコーン」と、季節素材を使った限定商品(開業当初は「燻しつぶ貝」のお刺身)の2種を展開していくとしています。

 

ソソギタテ 日比谷OKUROJI店「燻し砂肝」(左上)、「燻し手羽」(右上)、「冷燻3種盛り合わせ」(左下)、「イブシタテ!ローストビーフ」(右下)

「燻し砂肝」(左上)、「燻し手羽」(右上)、「冷燻3種盛り合わせ」(左下)、「イブシタテ!ローストビーフ」(右下)

そして、キラーコンテンツとなるフードは、素材に合わせた技法で薫り付けした単品メニューから3種を盛り合わせたという「ソソギタテの冷燻盛り合わせ」。「あれもちょっと。これもちょっと」と、小皿料理で良いものを少しずつ楽しんで欲しいということで、店舗側で提案する3種に加えて、顧客が自分でチョイスできる形も設けているそうです。また、冷菜メニューについても「お一人様サイズのサラダとか、ちょっとしたおつまみになるようなものを展開していく」(増田氏)ほか、温かいメニューであココット料理や小鍋に着目し、アヒージョ、燻製のカマンベールを使ったふわとろ卵、ビール蒸しを使ったムール貝などを提供していくとしています。

 

ソソギタテ 日比谷OKUROJI店「牛ハラミステーキ 香味野菜ソース」(左上)、「小岩井レーズンバターどら焼き」(右上)、「ローストビーフ丼」(左下)、「しらすと小海老の和風ペペロンチーノ」(右下)

「牛ハラミステーキ 香味野菜ソース」(左上)、「小岩井レーズンバターどら焼き」(右上)、「ローストビーフ丼」(左下)、「しらすと小海老の和風ペペロンチーノ」(右下)

このほか、パスタメニューも充実しており、「一人で食べきれるようなサイズ感で、ちょっと罪悪感のない量でお客さまに提供することにより、シェアもできるし、アテにもなるような商品展開をしていきたい」(増田氏)とのこと。さらに、ランチタイムにもブランドの世界観を楽しめるようなメニューを展開し、「美味しいビールとランチでその日をスタートしていただきたい」という増田氏。「早く食べたい」「しっかり満足したい」「写真映えする食事で気分を上げたい」といったオフィスワーカーや近隣利用者のニーズに応えることを目指し、肉丼とパスタを中心にしたワンプレートランチを展開。スープとサラダも付いてリッチ感も味わえられるような、一皿でしっかり満足できるようなランチメニューを設定したとしています。

 

「ソソギタテ 日比谷OKUROJI店」概要

「ソソギタテ 日比谷OKUROJI店」
店名
ソソギタテ 日比谷OKUROJI店
開店日
2026年8月7日(金曜日)
住所
東京都千代田区内幸町1-7-1 日比谷OKUROJI H-2
アクセス
JR有楽町駅 日比谷口 徒歩6分
JR新橋駅 日比谷口 徒歩6分
東京メトロ銀座駅 徒歩6分
東京メトロ日比谷駅  徒歩6分
都営地下鉄内幸町駅 徒歩5分
電話番号
03-6257-3239
営業時間
月-土11:30-23:00、日祝12:00-22:00(L.O.閉店の30分前)
店舗面積
125.94㎡
席数
店内58席(内カウンター8席)、店外(STAND)6 席
SNS
@sosogitate20260807
予約
ソソギタテ 日比谷OKUROJI店
Webサイト
「ビールと燻製小皿 ソソギタテ」公式ページ

 

山本兼司
この記事を書いた人
山本兼司
■「Always Love Beer(オールウェイズ・ラブ・ビール)」代表
記者として工業専門誌で2年、編集ライターとしてライフスタイル雑誌で3年勤務したのち、フリーランスへ。2016年6月に当サイトを立ち上げ、企画、編集、取材ライティング、撮影、デザイン、コーディング等を担当。2021年5月に合同会社しおりワークスを立ち上げ、代表に就任。
HP:https://www.shioriworks.com/