折れたバットをアップサイクルしたビールが今年もそらとしばで発売!

ヤッホーブルーイング「そらとしば シーズナル#24 バットエール2026」

ヤッホーブルーイングは2026年11月21日(土)、北海道北広島市「エスコンフィールドHOKKAIDO」内のビール醸造所レストラン「そらとしば by よなよなエール」(以下、そらとしば)で、折れた野球のバットをアップサイクルしたというクラフトビール「そらとしば シーズナル#24 バットエール2026」(以下、バットエール2026)を数量限定で提供開始します。

 

日本唯一、“折れたバット”のアップサイクル

2026年9月に実施したバット加工イベントの様子

2026年9月に実施したバット加工イベントの様子

「バットエール2026」は、北海道日本ハムファイターズの清宮幸太郎選手やフランミル・レイエス選手ら10名(※1)が使用していた「折れたバット」をアップサイクルしたというクラフトビールです。

ビール類の市場では現在、本来なら廃棄されてしまう食品などを活用した「アップサイクルビール」をつくる取り組みが広がっています。そのはじまりは2013年、ベルギーで生まれた「余ったパンを活用したビール」と言われており、その後は日本にもアップサイクルビールづくりの波が到来、2019年頃から国内のクラフトブルワリーも同様のビールを製造・販売し始めたことで広く知られるようになりました。

その後はパンだけでなく規格外の野菜や果物、さらには映画館で余ったポップコーン等を活用したユニークなビールも登場。近年では大手企業や上場企業が自社の副産物・廃棄物を活用したビールづくりに取り組むなど、事業者の規模を問わない広がりを見せているというアップサイクルビールづくり。そんななか、そらとしばによる、日本のプロ野球で使用された“折れたバット”をクラフトビールにアップサイクルする取り組みは、日本でも唯一の(※2)事例としています。

※1:郡司 裕也 選手、野村 佑希 選手、矢澤 宏太 選手、清宮 幸太郎 選手、水野 達稀 選手、五十幡 亮汰 選手、山縣 秀 選手、田宮 裕涼 選手、万波 中正 選手、フランミル・レイエス 選手
※2:2025年10月自社調べ。日本プロ野球界で実施しニュースリリース等で発表されたものとして

 

今年で3年目のファン共創プロジェクト

ビール完成までの流れ

ビール完成までの流れ

今回の「そらとしば バットビールプロジェクト」は、北海道日本ハムファイターズの選手が使用して折れたバットを、ファンの方々とともにクラフトビールへアップサイクルするという共創プロジェクトで、今年で3年目の取り組みとなります。初開催の2024年には原材料となるバットを加工するイベントに、定員の20倍となる約400名から申し込みがあったそう。好評を受け、2025年には参加定員を2.5倍、使用するバットの本数を2倍にして実施しており、今年度はイベントの参加定員をさらに拡大。昨年の1.2倍の60人で実施したとしています。

 

2026年9月に実施したバット加工の様子

2026年9月に実施したバット加工の様子

日本のプロ野球および大学野球では年間およそ10万本以上(※3)の木製バットが使用されるそう。その多くは箸や箸置きなどに再利用されていますが、ヤッホーブルーイングは本プロジェクトで、それらのバットを自らの手でビールへ生まれ変わらせて味わうという、今までにないアップサイクル体験をファンと共有したいとしています。

※3:日本プロ野球選手会より参照

 

バットエール2026は初の「ラガー」スタイル

「水蒸気蒸留」図

「水蒸気蒸留」図

「水蒸気蒸留」図

水蒸気蒸留の様子

本プロジェクトでアップサイクルするバットは、ファンの方々と一緒に細かく加工したのち、“水蒸気蒸留”という手法で香気成分を取り出して使用。香気成分を添加し、バットのウッディで爽やかな香りが楽しめるビールに仕上げるとのことです。ベースとなるビールは、そらとしばとして初の醸造になるという「ラガー」スタイルです。完成したビールは、「そらとしば シーズナル」シリーズの第24弾「そらとしば シーズナル#24 バットエール2026」として、11月21日(土)に開催される北海道日本ハムファイターズのファン感謝祭イベント「F FES 2026 supported by Fanatics」から、そらとしばで楽しめるとしています。

開発担当ブルワー・村田稀水 氏

開発担当ブルワー・村田稀水 氏 コメント
ラガースタイルの特長は爽やかで心地いい飲み心地。そこにバットの清涼なキャラクターがマッチします。モルトの柔らかな味と清涼な香りを楽しみつつ、今年のシーズンを振り返りながら味わってもらえたらと思います!
▶村田稀水氏 プロフィール:山口県出身。2015年ヤッホーブルーイングに入社。2023年より「そらとしば by よなよなエール」のブルワーとして北海道に赴任。開発を担当した「そらとしば Play Ball! Ale」で、世界5大ビール審査会の一つ「International Beer Cup」にて金賞を受賞。折れたバットを使用した「バットエール」も初年度から開発を担当。ニックネームは「まれみん」。

 

使用後の端材もキーホルダー等に再利用

香り抽出後の木材でできたキーホルダー(2024年のもの)

香り抽出後の木材でできたキーホルダー(2024年のもの)

香り抽出後の木材でできたキーホルダー(2024年のもの)

グリップ部分を使用したタップハンドル

このほか、香りを抽出した後のバット端材は、加工しキーホルダーにリメイクしたうえで、11月8日(日)に実施するビールの先行開栓イベントの参加者にプレゼントとして配布予定とのこと。また、加工作業で切り落としたグリップ部分は、ビールサーバーのタップハンドルとして生まれ変わり、そらとしばで使用される予定としています。キーホルダー・タップハンドルへの加工は、折れたバットの有効活用に取り組んでいる大阪府泉佐野市のタロウズ(株)に依頼しているとのことです。

 

先行開栓イベントは11月8日(日)開催

昨年に開催した先行開栓イベントの様子

昨年に開催した先行開栓イベントの様子

昨年開催された先行開栓イベントの参加者の様子

昨年開催された先行開栓イベントの参加者の様子

本商品の発売にあたり、11月8日(日)には、そらとしばの1階レストランで先行開栓イベントも開催されます(11月初旬現時点でチケットは完売)。イベントでは「バットエール2026」を一般提供よりも早く味わえるほか、ブルワーによるビールのテイスティング講座や、北海道日本ハムファイターズやクラフトビールに関連したクイズ大会等のコンテンツが楽しめるとのこと。また、11月9日(月)18:00頃からは、そらとしばの公式X・Instagramにて、「バットエール2026」の魅力を紹介する30分程度の配信イベントも実施予定とのことで、こちらはどなたでも視聴可能となっています。

「そらとしば バットビールプロジェクト 先行開栓イベント」概要

イベント名
そらとしば バットビールプロジェクト 先行開栓イベント
開催場所
「そらとしば by よなよなエール」1Fレストラン内
日程
2026年11月8日(日)11:00~ / 14:00~
所要時間
約60分
参加費
3,300円(税込)
定員
各回40名

 

「そらとしば シーズナル#24 バットエール2026」概要

球場内クラフトビール醸造レストラン「そらとしば by よなよなエール」

そらとしば by よなよなエール

製品名
そらとしば シーズナル#24 バットエール2026
原材料
大麦麦芽、蒸留水(ウッドチップ)、ホップ、カラギナン
ビアスタイル
フリースタイルライトラガー
アルコール分
5.0%
販売価格
420ml 900円、510ml 1,100円
販売場所
そらとしば by よなよなエール
提供期間
2025年11月21日(土)~未定
Webサイト
そらとしば by よなよなエール 公式ページ(ヤッホーブルーイング)

 

山本兼司
この記事を書いた人
山本兼司
■「Always Love Beer(オールウェイズ・ラブ・ビール)」代表
記者として工業専門誌で2年、編集ライターとしてライフスタイル雑誌で3年勤務したのち、フリーランスへ。2016年6月に当サイトを立ち上げ、企画、編集、取材ライティング、撮影、デザイン、コーディング等を担当。2021年5月に合同会社しおりワークスを立ち上げ、代表に就任。
HP:https://www.shioriworks.com/