磨き続ける“生のうまさ”とは?「サッポロ生ビール黒ラベル」が刷新!

サッポロビール「サッポロ生ビール黒ラベル」(リニューアル)

サッポロビールは2025年12月より、同社ビール製品「サッポロ生ビール黒ラベル(以下、黒ラベル)」を、中身・パッケージともクオリティアップのうえ、全国で順次発売します。本記事では、2026年1月に都内サッポロビール本社で行われた試飲会・座談会の様子とともに、今回のクオリティアップにおけるポイント等をご報告します。

 

“情緒価値”と“機能価値”の両輪を強みに

サッポロビール「サッポロ生ビール黒ラベル」(リニューアル)

2026年の「ザ・パーフェクト黒ラベル」取扱店舗数目標は8,000店。「前年の6,300店からはストレッチングな伸び幅だが、ここ2年で注力してきた質の向上が一定の成果を挙げるなどしており、今年は量の拡大に重点を置いた」とのことで、サッポロビール黒柳氏は目標達成にポジティブな見通し。

「大人をカイタクする生ビール」というブランドビジョンのもと、TVCM「大人エレベーター」シリーズなどの広告コミュニケーションやリアルな飲用体験イベントの展開など、“体験”と“物語”を軸にビール関心層の拡大を実現してきた「黒ラベル」は2025年、全容器計で前年比104%の成長を記録したとしています。

その強みは、消費者に考える余白を持たせるような独自の世界観を提供する“情緒価値”とともに、「生のうまさ」という“機能価値”の両輪にあると語るのは、同社ビール&RTD事業部 サッポロブランドグループ 黒ラベル ブランドマネージャーの黒柳真莉子(くろやなぎ・まりこ)氏です。熱処理ビールが多かった1977年に誕生し、非加熱処理=“生ビール”時代の先駆け商品として顧客から支持を集めた「サッポロびん生」は、1989年に愛称である「黒ラベル」を正式な商品名にして、常に「完璧な生ビール」を目指して進化を続けてきたとしています。

「生のうまさ」を届けるべく、現在は飲食店向けの「ザ・パーフェクト黒ラベル」認定制度によって質の向上も図っており、2025年12月時点で「ザ・パーフェクト黒ラベル」取扱店は約6,300店に達したとのこと。このほかにも、体験イベント「THE PERFECT 黒ラベル EXPERIENCE」や、フラッグシップバー「サッポロ生ビール黒ラベル THE BAR」等、リアル体験の価値向上と体験接点の増加を進めているサッポロビール。多様な飲用体験によって、ライトファンまたは非ファンから約30%がファンまたはコアファンに変化、あるいはライトファンまたは非ファンの飲用量が約140%に増加するなど、ファン層は着実に拡大しているとしています。

 

一口目のうまさ持続させる「旨さ長持ち麦芽」

サッポロビール「サッポロ生ビール黒ラベル」(リニューアル)

製品中の酸素量を一定基準値内に収めることで新鮮さを保つという「フレッシュキープ製法」では、「ビール自身が持つ“代わりに酸化してくれるような成分”が缶充填の段階まで残るよう、製造のあらゆる工程でも極力酸化をさせないことが重要になる」と語るサッポロビール勝又氏。

一方で、「機能価値=生のうまさ」を磨くべく、継続的にクオリティアップが行われてきたという「黒ラベル」。今回もその一環であり、開発担当の同社商品・技術イノベーション部 ビール開発グループの勝又郁実(かつまた・いくみ)氏は、「ビールを一口目に飲んだ時の瞬間のうまさを大事にしていきたい」と語ります。

「黒ラベル」は、一口目のうまさが長く続く飲み飽きないビールを目指し、新鮮さが長持ちする技術開発、クリーミーで長持ちする泡の研究、そして「麦のうまみと爽やかな後味をともに楽しめる香味バランスの追求にこだわり、進化を続けてきた」(勝又氏)とのこと。新鮮さを長持ちさせるポイントの1つは、サッポロビールが岡山大学との協働で、1万種超の大麦をおよそ2年かけて分析したうえで、10年かけて品種化したという「旨さ長持ち麦芽」。酸化による品質劣化の原因となる脂質酸化酵素「LOX-1(リポキシゲナーゼ-1)」を持たない大麦から生まれた「旨さ長持ち麦芽」によって、生ビールの新鮮なうまさがより長く続き、その新鮮さに寄与する泡もより長く維持されるようになったとしています。

 

サッポロビール「サッポロ生ビール黒ラベル」(リニューアル)

新しい缶体パッケージ(右)では、以前(左)はロゴ上にあった年号をロゴ下の文中に組み込んだほか、側面の表示範囲を少し狭め、余白が広いデザインに。「何か大きく変えたというより、従来のシンプルさを一層突き詰めた“微ブラッシュアップ”。間違い探しのような(笑)」(黒柳氏)

また、「黒ラベル」では、サッポロビールが規定する3C(CREAMY、CLEAR、COLD)の品質基準を満たす飲食店を「ザ・パーフェクト黒ラベル」取扱店に認定するなど、ビールの泡にも強いこだわりを持っています。これは、見た目の美しさとクリーミーな味わいに加えて、泡がビールの液体に蓋をすることで新鮮さと香りを保つため。そのため、「黒ラベル」の開発では、飲用時にグラスを傾けるなどした際に泡と液体とのあいだに発生する、同社が「フロスティミスト」と呼ぶ霧状の細かい泡や、泡全体の白さに着目した研究も行われているそう。

そして、同社は今回のリニューアルにあたり、これまで「フレッシュキープ製法」と呼んでいた手法を改めて厳格に定義。缶への充填時、缶内でわずかに残るスペースを二酸化炭素で置換することはもちろん、仕込槽への粉砕麦芽および醸造用水の投入時、仕込槽・仕込釜内での撹拌時、各仕込設備へのマイシェ移送時等で、空気の巻き込みを抑えるなどして、ビールの劣化につながる製品内の酸素量を一定の基準内に収める取り組みを行っているとしています。

 

樽生ビールのおいしい飲み方は?

サッポロビール「サッポロ生ビール黒ラベル」(リニューアル)

「黒ラベルのマーケティングでは“味言葉”をあまり使っていない。“キレ”、“コク”、“飲みごたえ”、“すっきり”等、感じ方は人それぞれ。バランスの良さを大事にしたうえで、感じ方はお客様の感性に委ねている点も、ブランドが大切にしている“余白”のひとつになっていると思う」(黒柳氏)

試飲会・座談会では、「黒ラベル」の樽生および缶ビールをおいしく飲むポイントなどについても説明が行われました。まず、グラスに注がれた生ビールは、泡が液に乗ることで品質劣化や香りの減衰が抑えられているため、「飲むときは泡の下を飲むようなイメージで、泡をしっかり残しながら飲んでいただくのがおいしい飲み方」(勝又氏)とのこと。「ザ・パーフェクト黒ラベル」取扱店等で適切に注がれた生ビールは、グラスを傾けたときの刺激で、泡の下に同社が「フロスティミスト」と呼ぶ微細な泡が発生するため、泡が減ってもグラスを傾けるたび泡が再生していくそう。

また、飲み進めていくとグラスの内側に、同社が「レーシング」と呼ぶ泡の輪の模様が残るのが、状態の良い生ビールの証拠だそう。レーシングは、泡持ちが良く、ある程度泡に粘度があってグラスに付着する力があるというビールの品質と、ビールの注ぐグラスの洗浄・管理状態が良いことで現れるそうです。

 

自宅で「3度注ぎ」試してみて

サッポロビール「サッポロ生ビール黒ラベル」(リニューアル)

「しっかり泡を立てたほうが液は劣化しづらいので、一度目はかなり高い位置から注いだうえで、泡が収まるのを待つあいだ、たとえばおつまみを用意してみたり、各々素敵な時間を過ごしていただけたら」(黒柳氏)

このほか、自宅で缶ビールを飲む際、ぜひ試して欲しいという「三度注ぎ」の実演も行われました。文字通り、3度に分けてビールを注ぐ方法で、1度目は高い位置から大胆に、グラスの縁すれすれまで注いだのち、泡が少しずつ落ち着いて、粗い泡がある程度消えるまで待ちます。「結構待ちます。(忙しい日常のなかで)どれだけの方に、こうした三度注ぎをじっくり試していただけるか分かりませんが、お客様の声を聞いていると、注ぐ時間をすごく大事にして、ていねいに飲んでいただいている方は多いです。お時間があるときに、ぜひ」(黒柳氏)

 

サッポロビール「サッポロ生ビール黒ラベル」(リニューアル)

一度目の注ぎからしっかり泡を立てることで、注ぎ終えた段階ではグラスを少し横に動かしてもぷるぷるしてこぼれないような、もっちりした弾力ある泡が維持され、一口目のうまさが長持ちするとのこと。

そのうえで、2回目は高さを出さずに静かに、再びグラスの縁すれすれまで注いでいきます。この時点で最初の粗い泡は少しずつ小さくなっている状態。そして再び泡が収まったら、静かに3度目を注ぎます。泡持ちが良いので、この段階ではグラスの縁を超えて、こんもりと泡を乗せても大丈夫とのことです。「黒ラベル」専用グラスであれば星の肩の位置ぐらいに液面が来るようにして、液7対泡3になるのが理想。「せひ、時間をかけて、この時間すら楽しむようにして三度注ぎにトライしていただけたら」(黒柳氏)と語ってくれました。

【参考動画】サッポロ生ビール黒ラベル<3度注ぎ>

 

 

「サッポロ生ビール黒ラベル」リニューアル概要

サッポロビール「サッポロ生ビール黒ラベル」(リニューアル)
商品名
サッポロ生ビール黒ラベル
パッケージ
250ml缶、350ml缶、500ml缶、334mlびん、500mlびん、633mlびん、10L樽、20L樽
品目
ビール
アルコール分
5%
純アルコール量
250ml缶:10g、350ml缶:14g、500ml缶:20g
発売日・地域
2025年12月製造分より順次切替・全国
参考小売価格
オープン価格
クオリティアップポイント
▼中味
“研ぎ澄まされた一口目のうまさ”へのこだわりを進化させ、麦のうまみ、爽やかな後味の完璧なバランス、白く美しいクリーミーな泡に磨きをかけました。
▼パッケージ
これまでのデザインよりも余白をつくり、スタイリッシュさ、シンプルさを追求。
Webサイト
「サッポロ生ビール黒ラベル」ブランドサイト

 

プレゼントキャンペーン概要

サッポロ生ビール黒ラベル「THE PERFECT BEER CELLAR」プレゼントキャンペーン

このほか、サッポロビールは2026年2月2日(月)より、黒ラベルの一口目のうまさを堪能するために開発したという、黒ラベル専用のオリジナルビヤセラーが抽選で100名に当たるオープンキャンペーンも実施します。「冷凍室でグラスを冷やすケースもあると思うが、『黒ラベル』らしい味わいをお楽しみいただける温度としては2度から6度を推奨している。今回開発した『THE PERFECT BEER CELLAR』は缶とグラスを両方とも推奨の範囲で冷やせる」(黒柳氏)というアイテムになります。

キャンペーン名称
サッポロ生ビール黒ラベル「THE PERFECT BEER CELLAR」プレゼントキャンペーン
キャンペーン内容
黒ラベルの一口目のうまさを堪能するために創りあげた、黒ラベル専用のオリジナルビヤセラーが抽選で100名様に当たるオープンキャンペーン。このオリジナルビヤセラーは、黒ラベルの350ml缶、500ml缶、グラスを収納し冷蔵することができます。
※ 黒ラベル缶およびグラスは賞品に含まれておりません。
応募方法
サッポロビール公式Xアカウント( @SapporoBeer )をフォローして、応募期間中に投稿されるキャンペーン投稿を引用リポストし応募。
応募受付期間
2026年2月2日(月)10:00~2026年2月16日(月)23:59
応募資格
・日本国内にお住まいの満20歳以上の方
・Xアカウントをお持ちで、サッポロビール公式Xアカウント( @SapporoBeer )をフォローしている方
抽選
厳正な抽選のうえ当選者を決定し、ご当選者のみにサッポロビールX公式アカウントよりダイレクトメッセージにて当選のご連絡をします。
※ 当選はお一人様1回限りとさせていただきます。
賞品のお届け
2026年7月上旬頃を予定。
※ やむを得ない事情により、発送が遅れる場合があります。

 

 

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山本兼司
この記事を書いた人
山本兼司
■「Always Love Beer(オールウェイズ・ラブ・ビール)」代表
記者として工業専門誌で2年、編集ライターとしてライフスタイル雑誌で3年勤務したのち、フリーランスへ。2016年6月に当サイトを立ち上げ、企画、編集、取材ライティング、撮影、デザイン、コーディング等を担当。2021年5月に合同会社しおりワークスを立ち上げ、代表に就任。
HP:https://www.shioriworks.com/