｢JAPANエール 香｣は希少ホップ増量！SPRING VALLEY BREWERYが刷新

2025-12-14

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キリンビールは2025年12月中旬製造品より、同社クラフトビールブランド「SPRING VALLEY BREWERY JAPANエール 香」（※1）の中味・パッケージと、「SPRING VALLEY BREWERY 豊潤ラガー 496」と「SPRING VALLEY BREWERY シルクエール 白」のパッケージを、全国で順次リニューアルします（※2）。

また、会員制生ビールサービス「キリン ホームタップ」と直営店の「スプリングバレーブルワリー東京・京都」では2026年2月製造品より、順次切り替えを行う予定としています（※3）。

※1：350ml缶・500ml缶・Tap Marché（タップ・マルシェ）
※2：「SPRING VALLEY BREWERY 豊潤ラガー 496」と「SPRING VALLEY BREWERY シルクエール 白」のパッケージリニューアルについて、「Tap Marché（タップ・マルシェ）」の変更はありません。「キリン ホームタップ」はラベルが対象です。
※3：変更の時期は前後する可能性があります。

キリンビール開発の国産ホップ2種を使用

今回中身がリニューアルされる「SPRING VALLEY BREWERY JAPANエール 香（以下、JAPANエール 香）」は、「日本人に合う本当においしいビール」というコンセプトのもと、2023年10月に発売されたビールです。海外産ホップに加え、キリンビールが品種開発した2種の日本産ホップ「MURAKAMI SEVEN（以下、ムラカミセブン）」と「IBUKI（イブキ）」を一部使用し、クラフトビールの魅力である“香り”にこだわってつくられているとしています。

「ムラカミセブン」は、ホップ技術者・村上敦司氏が育種した、「奇跡の日本産ホップ」と呼ばれる希少な日本産ホップ。繊細で爽やかな和柑橘のような香りが特長で、試験畑で植えられた順番の「7」と開発者の「村上」から、「ムラカミセブン」と名付けられたそう。開発当時のホップに対する価値は、“苦み”や“コスト”に重きが置かれており、“香り”が特長であるのちの「ムラカミセブン」は、一度は廃棄候補となったそうですが、村上氏が愚直に栽培を継続し、東日本大震災を契機に「東北の作物」として再評価。作業負荷も少なく収穫量が多いことから、高齢化が進む日本産ホップ農家にとって、未来のホップ産業に貢献する品種として期待されているとのことです。現在は、缶のクラフトビールとして唯一「JAPANエール 香」に使用され（※4）、日本中にその魅力を広げているとしています。

※4：キリンビール調べ（2025年11月時点）

苦味を抑え、すっきりした味わい強化

そんな「JAPANエール 香」が、今回リニューアルでは「ムラカミセブン」の使用量を増やしたほか、海外産ホップ「ブラボー」のホップ添加タイミングを調整することで、華やかな香りの良さは維持しつつ、苦味や後渋味を抑えたすっきりとした味わいを強化。

そのうえで、キリンビールは「SPRING VALLEY BREWERY 豊潤ラガー 496」と「SPRING VALLEY BREWERY シルクエール 白」を含む3商品のパッケージについて、それぞれの独自価値を伝えられるよう色味を調整し、マット素材を採用することで品質感のある仕様に変更したとのこと。裏面には一目でわかる“おいしさチャート”を採用した一方、「JAPANエール 香」には正面に「MURAKAMI SEVEN」を一部使用を訴求するアイコンが記載されました。

キリンビールは今回のリニューアルとともに、国内ブルワリーとの共同取り組み、飲食店・量販店での展開、各種イベントなどを通じて顧客とクラフトビールとの接点をさらに創出し、従来のクラフトビールファンだけでなく、クラフトビールをまだ経験したことのない顧客にも体験してもらうことで、「次の時代のビールカルチャーの創造に貢献していきたい」としています。

「SPRING VALLEY BREWERY」概要