東京工科大学生×大森山王ブルワリーのコラボビール｢Yachiyo｣発売!

2025-11-05

東京工科大学 デザイン学部は2025年11月1日（土）、実践的教育プログラム（※）の一環として、大森山王ブルワリーと共同開発したという学生発案のオリジナルクラフトビール「Yachiyo（やちよ）」を数量限定発売しました。

販売は、大森山王ブルワリー公式オンラインショップ、および都内大田区山王のビアバー「東京∞景（とうきょうはっけい）」にて。

※ 2024年に同学部教員が本教育プログラム導入に先駆け試験的に実施し、オリジナルクラフトビール「白蒲田」を商品化。2025年9月には羽田麦酒との協働で第1弾商品「包」を発売。第3弾は年内に発売を予定。（クラフトビールプロジェクト特設サイト https://www.tutcraft.com）

大田区のブルワリーと連携して商品化

地域の魅力抽出からコンセプト立案、製造、商品化、宣伝、販売までのプロセスを、体験的かつ実践的に学ぶデザイン教育プログラムとして、同学部3年生の有志45名が参加したという今回の取り組み。大田区内のブルワリー3社の協力のもと、学生らは12チームによる「新商品開発コンペ」を開催して、各社にプレゼンテーションを実施。そこで採用された3チームの企画のうち、第2弾として商品化されたのが今回の「Yachiyo（やちよ）」としています。

宇野千代へのリスペクトを継承

本商品を企画した学生チーム（4名）は、大森山王ブルワリーの代表商品の1つであり、大田区大森ゆかりの作家・宇野千代の人物像をコンセプトに反映させたというクラフトビール「CHIYO（チヨ）」に感銘を受け、同商品に込められた想いを継承、若い世代へ繋ぐ架け橋となるビールを目指したとのことです。

そのうえで、若者らしい自由な発想から苦味の少ない“インディア・ペール・ウィート”スタイルで、副原料に「和」を感じさせる茶葉を提案。ベルジャン酵母を使用したほか、「ザーツ」「ギャラクシー」、そして新種の「HBC472」というホップ3種による複雑な香りと、緑茶由来の爽やかさと渋みのある後味が全体のバランスを調和させたとしています。

商品名は、「大森の街に長く愛されるビールであってほしい」との願いを込め、千代よりもさらに長い年月を示す「Yachiyo （八千代）」に決定。また、ラベルデザインは「CHIYO」の地層モチーフを継承しつつ、新たに芽吹いた若葉が成長し、大きな木となり花を咲かせ世界に広がっていく様を表現したとしています。

参加した学生チーム（デザイン学部3年 千原琉聖、長 遼花、黒須佑人、石井良子）のコメント
大森山王ブルワリー様に選ばれ、商品化されることを最終目標に、試行錯誤しながらも元々大切にしたかったものを見失わないよう意識してプロジェクトを進行しました。一番の拘りは「CHIYO」とのつながりを「Yachiyo」で表現すること。「CHIYO」が紡いできた人と人、社会との繋がりを大切にしながら、新たなストーリーと価値を生み出していくことを常に意識して制作しました。私たちは お酒が飲めるようになってから間もない年齢ですが、だからこそ"今まで紡いできたものを大切にし、未来へ繋げて行く"という強い想いを持ってこのクラフトビールを考える事ができました。大田区・大森の街がさらに盛り上がること。クラフトビールを楽しむ人々が増えること。お酒を楽しむ方々の新たな出会いが未来へ繋がっていくことを強く願っています。

「Yachiyo（やちよ）」概要