キリンビール、2026年はお酒のイノベーション通じ顧客価値創造に挑戦

キリンビール2026年事業方針

キリンビールは2026年1月15日(木)、2026年のビール事業方針を発表しました。同社は2026年、激しい環境変化のなかでもCSV(※1)経営をベースに、お酒のイノベーションを通じて顧客価値の創造にチャレンジしていくとしています。

※1 Creating Shared Valueの略。顧客や社会と共有できる価値の創造

 

2025年は「一番搾り」が前年比104%と好調

2025年は、「全員でお客様価値の創造にチャレンジ」をテーマに、「お客様価値の創造に向けたブランド育成」と「お酒の未来を創る両面のアクション」の2つの戦略を軸に取り組みを推進してきたというキリンビール。ビール類計は前年比100%で着地した一方、ビールカテゴリーでは、主力商品の「キリン一番搾り生ビール」ブランドから「キリン一番搾り ホワイトビール」を発売、ラインアップを強化したことにより「一番搾り」ブランド計で前年比104%と伸長したほか、10月に発売した「キリングッドエール」は年間販売目標(※2)の約2.2倍となる130万ケース(※3)を達成し、市場をけん引したとしています。

また、「キリン 氷結®」ブランドはスタンダード・無糖に加え、mottainaiシリーズも発売。多様な顧客ニーズに対応したおいしさの提案を行うことで、前年比100%で着地したとのこと。さらに、ノンアルコール・ビールテイスト飲料では、9月に発売した「キリン本格醸造ノンアルコール ラガーゼロ」が年間販売目標(※4)の約1.1倍にあたる55万ケース(※5)を達成したとしています。

※2・4 発売当初の年間販売目標に対して
※3・5 大びん換算

 

2026年はノンアルで前年比138%の大幅増目指す

2026年は、「お客様価値の創造にチャレンジ」をテーマに、「お客様価値の創造に向けたブランド育成」、「お酒の未来を創る両面のアクション」、「海外事業の成長による収益力の拡大」、「攻めの技術開発によるイノベーションの創出」を軸とした事業戦略で取り組むことで、社会的価値と経済的価値を両立し、持続的な事業の発展を実現していく方針。

そのうえで、2026年の販売目標は、ビール累計が前年比97%、RTD計が同106%、ノンアルコール飲料計で同138%を見込んでいるとしています。

顧客価値の創造に向けたブランド育成

10月の酒税一本化を機会と捉え、環境の変化を先取りした商品ポートフォリオを構築。ブランドを育成することで顧客価値を創造し、お酒の未来を創るイノベーション創出にチャレンジしていくとしています。

お酒の未来を創る両面のアクション

また、2025年から開始した、「つながるよろこびを、未来へ」のスローガンの下、各ブランドと「人と人、人と社会をつなげる」ためのアクションを紐づけたコミュニケーションをさらに進化させ、お酒のもつポジティブな価値を感じていただく取り組みを実行していくとのこと。また、酒類事業を営む企業として、アルコールの有害摂取根絶に向けた啓発活動とともに商品展開を連動させ、節度ある飲酒文化の醸成とこころ豊かな社会の実現を目指し、未来に向けた責任を果たしていくとしています。

海外事業の成長による収益力の拡大

さらに、アジア、北米、オセアニアの3ブロックで構成されるAPAC地域を海外事業における最重点エリアに設定し、各国と地域にあわせた商品展開と、現地パートナー連携の強化を通じて、海外の顧客にも商品を手に取ってもらえる環境づくりを更に推進していくとしています。

攻めの技術開発によるイノベーションの創出

このほか、今後はお酒のイノベーションを通じた価値創造を推進していくため、2026年4月に「技術イノベーションセンター」を新設、体制を強化していくとのこと。合わせて、新しい領域として、お酒の楽しみを広げる価値の創造にチャレンジしていくとしています。
 

 

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山本兼司
この記事を書いた人
山本兼司
■「Always Love Beer(オールウェイズ・ラブ・ビール)」代表
記者として工業専門誌で2年、編集ライターとしてライフスタイル雑誌で3年勤務したのち、フリーランスへ。2016年6月に当サイトを立ち上げ、企画、編集、取材ライティング、撮影、デザイン、コーディング等を担当。2021年5月に合同会社しおりワークスを立ち上げ、代表に就任。
HP:https://www.shioriworks.com/