後ろめたさないスポーツ後のノンアル!? 「サッポロ SUPER STAR」発売

サッポロビール「サッポロ SUPER STAR」

サッポロビールは2026年2月25日(水)、総合スポーツメーカーのミズノと協働開発した新しいノンアルコールビール「サッポロ SUPER STARスーパースター)」を、近畿エリア限定()で通年発売します。

本記事では、12月に大阪で開催された本商品発表会の様子を交えてレポートします。

※ 大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県、滋賀県

 

健康寿命の延伸へ新しい提案

サッポロビール「サッポロ SUPER STAR」

サッポロビール 上席執行役員 マーケティング本部長の坂下聡一氏(左)と、ミズノ 常務執行役員の中田匠氏(右)

サッポロビールが自社の中長期成長戦略のひとつ「Healthier Choice(健康的な選択肢の提供)」で重要カテゴリに位置づけているというノンアルコールは、同社調べによると2024年に2019年比で123%まで市場が拡大。お酒の代替として伸びてきたこれまでの成長に加えて、今後に向けては「お酒味を飲みたいわけではないけれど、普段飲むモノとは違うものが飲みたいときがある」等、新しい飲用シーンに対するニーズの兆しも見えているとのことです。そうした背景の変化に伴って、サッポロビールはノンアルコールの開発において、顕在的不満を解消する「おいしさ追求」に加えて、お酒の代替にとどまらない「新オケージョン展開」というアプローチでも、市場およびノンアルの価値拡張を目指すとしています。

そのうえで、サッポロビールが着目する社会課題には健康寿命の延伸があり、「適正飲酒というアプローチとともに、適度な運動の継続が大切と考えている」と語るのは、同社上席執行役員 マーケティング本部長の坂下聡一(さかした・そういち)氏です。その運動にどうアプローチしていくかを考えた結果、スポーツシーンにおいて「ビール好きの方々が運動後に楽しめるノンアルコールで健康に貢献すべく、新しい市場や習慣をつくっていきたいと考えた」(坂下氏)としています。

ただし、実際の生活では運動をなかなか継続できないと悩む人も多いという坂下氏。その解決のポイントは「運動をはじめるきっかけ」「運動を続けるきっかけ」「実感を伴う報酬感」の3つであり、そのうち、報酬感についてはビールテイスト飲料で貢献できるものの、「運動をはじめ、続けるきっかけは、ビールメーカーだけではなかなか解決できない」(坂下氏)と考えたそう。そこで、今回はサッポロビールからミズノに声をかけ、両社の共同開発で“スポーツノンアル”という市場を創出することで、より健康的な選択肢の提供を目指すに至ったとしています。

 

スポーツノンアルという“ご褒美”で運動継続

サッポロビール「サッポロ SUPER STAR」

一方、3年前に大阪でイノベーションセンター「MIZUNO ENGINE(ミズノエンジン)」を開設し、これまでも志を共にするパートナーとさまざまな共創を行ってきたというミズノ。今回の製品開発における大きなポイントは、「健康やダイエットだけを目的にした大人の運動は、苦しいばかりで義務感になってしまい、なかなか続かない点にあった」と、同社常務執行役員の中田匠(なかた・たくみ)氏は語ります。

これに対しては、「運動を“やらなければならない”ではなく、“やりたくなる”ためのツールが必要であり、ご褒美のようなものがあれば継続できるのではないかと考え、スポーツノンアルに挑戦しようと考えた」という中田氏。そこで同社は2022年、スポーツ後の飲用を目的として南信州ビールと共同開発したというノンアルコールビール「PUHAAH(プハー)」を発売。同商品は好評を集め、現在も年々数量が伸びており、スポーツ後の飲用シーンについてニーズを確認できたとしています。

そのうえで、楽しくスポーツをする文化をさらに広げるべく、スポーツノンアルの市場拡大に向けて2年前ほど前からさまざまな試行錯誤を重ねてきたというミズノ。「そうした時期に、図ったかのようにサッポロビール様からお問い合わせがあり、協業をはじめるに至った。今回は本当に、我々にとって幸いだったと実感している」と、中田氏は語ってくれました。

 

身体にもうれしい爽快なビールテイスト

サッポロビール「サッポロ SUPER STAR」

両社の共同開発では、実際に「MIZUNO ENGINE」でランニングなどの運動を行ったミズノ社社員やミズノ社会員の方々に、開発者自身がインタビューを行うなどして、「運動後に一番おいしい」と感じる味覚設計を行ってきたとのこと。そうして約100人へのインタビューを通して浮かびあがってきたのは、運動後のビール味に感じる“後ろめたさ”。運動中には「なぜこんな苦しい思いをしているのか」と自問自答し、さらにその先に報酬感を求める人々は、「運動後にビールを飲んでしまった」、あるいは「アルコールが入っていなくてもビール味だと頑張りが無駄になる気がする」等々、運動後に“ビール味”を飲んだこと対して後ろめたさを抱くケースが多かったそうです。

そこで、スポーツノンアルという新しい価値観によって運動後に飲むノンアルコールを肯定し、すがすがしい気分になれる楽しみ方や体験を得られる商品を目指したという両社。製造工程では、ビールづくりに使用する麦芽とホップに加えて、クエン酸や運動で失われやすい電解質ナトリウム)も配合し、運動をやり切った後の心地よい瞬間にぴったりのスポーツノンアルに仕上げたとしています。

サッポロビール 顧客体験デザイン部 新井 健司 氏
開発者コメント
<サッポロビール 顧客体験デザイン部 新井 健司 氏>

今回この商品を開発するにあたり、ミズノ協力のもと、総計99名の方に運動後の状態でのインタビューを実施しました。その結果、運動後に飲むモノとして、アルコール0.00%であっても単なるビール味だと運動したことが無駄になったような後ろめたさを感じることが分かりました。そこで、ご褒美感を感じるビールテイストでありながら、ビール味を飲む後ろめたさを払しょくし、運動後のシーンで堂々と飲める商品づくりを目指しました。試行錯誤した中で、ミズノとの協働開発に加え、クエン酸や運動で失われやすい電解質(ナトリウム)も配合することで、ノンアルコールビールで感じる後ろめたさを払しょくした“スポーツノンアル”が完成しました。運動をやり切った後の心地よい瞬間にぴったりのスポーツノンアルを、アスリートの方だけではなく、運動に取り組むすべての方にぜひ、運動後のご褒美として飲んでいただきたいです。

ミズノ 総合企画室 兼 グローバル研究開発部 近藤由佳 氏
開発者コメント
<ミズノ 総合企画室 兼 グローバル研究開発部 近藤 由佳 氏>

大人が運動をする理由はさまざまですが、続ける上で大切なのは「このためになら頑張れる!」という動機を見つけることです。しかし、健康やダイエット自体を動機にしてしまうと、苦しいばかりでなかなか続かないのが現実です。ではどうすればいいのか?をリサーチをしていく中で出てきたのが「あの一杯のためなら頑張れる!」という声でした。大人が運動を頑張れる・続けられるようにするための一杯としてサッポロビールの方々と共に実際に運動をしながら開発したのがこの商品です。皆さまのライフスタイルの中に取り入れていただければと思います。

 

推定市場は大ビン換算で225万函

サッポロビール「サッポロ SUPER STAR」

サッポロビールは本商品の飲用層ついて、既存ノンアル市場からの流入に加えて、「運動して一息ついた後」という新しい飲用シーンにおいて運動継続層が今まで手にしていた、スポーツ飲料、炭酸水(スパークリングウォーター)、他の炭酸飲料からのブランドスイッチも期待しているとのこと。そのうえで、スポーツノンアルの推定市場規模としては、およそ250万人におよぶ既存ノンアルコール市場から60万函の流入、運動後のシーンで飲用を楽しむ1,200万人のノンアルコールビール非飲用層から165万函の流入によって、ノンアルコール市場の1割近くとなる225万函(大ビン換算)まで拡大すると見ています。

 

「サッポロ SUPER STAR(スーパースター)」概要

サッポロビール「サッポロ SUPER STAR」
商品名
サッポロ SUPER STAR(スーパースター)
パッケージ
350ml缶・6缶パック
品目
炭酸飲料
アルコール分
0.00%
発売日・地域
2026年2月25日(水)・近畿エリア
※大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県、滋賀県
参考小売価格
オープン価格
中味特長
・ビールづくりに使用する麦芽とホップに加え、クエン酸や運動で失われやすい電解質(ナトリウム)を配合。
・カラダにも嬉しい、爽快に飲めるビールテイスト。
Webサイト
https://www.sapporobeer.jp/superstar/

 

 

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山本兼司
この記事を書いた人
山本兼司
■「Always Love Beer(オールウェイズ・ラブ・ビール)」代表
記者として工業専門誌で2年、編集ライターとしてライフスタイル雑誌で3年勤務したのち、フリーランスへ。2016年6月に当サイトを立ち上げ、企画、編集、取材ライティング、撮影、デザイン、コーディング等を担当。2021年5月に合同会社しおりワークスを立ち上げ、代表に就任。
HP:https://www.shioriworks.com/