サンクトガーレン、ホエイを使った甘酸っぱいサワーエール発売!

2023-09-14

サンクトガーレン（神奈川県厚木市）は2023年9月7日（木）、茅ヶ崎市のチーズ工房「Osteria e Bottega S (オステリアエボッテガエッセ）」でチーズ製造時に出るホエイと、ブルーベリーを使った製品「ホエイサワーエール ブルーベリー」を発売しました。

ビールの概念覆す味わい

乳酸菌のフルーティーな酸味に、ブルーベリーで甘みをプラスしたという本商品は、泡まで紫色で一見ジュースのようにも見えるそう。アルコールは4.0％ですが、見た目を裏切らない甘酸っぱい味わいで、ビールの概念が覆される味わいとしています。

チーズは牛乳からつくられますが、実際に固まってチーズになるのは牛乳の1割ほど。残りの9割はホエイとなり廃棄されますが、このホエイには乳酸菌やビタミン、ミネラル、タンパク質などが詰まっているとのこと。粉末にしてプロテインなどに活用するような設備を持つ大きな工場と異なり、小さなチーズ工房ではそうしたホエイ廃棄するしかなく、今回は「何かに使えないか？」との相談を受けて開発に着手したとのことです。

ただし、一般的なビールに“酸”は好ましくない味のため、乳酸菌をビール工場に持ち込むのは危険な行為だそう。そのため、本商品の製造日には乳酸菌が他のビールに混入しないよう通常業務をすべてストップ。排気口などタンクの開いている部分はすべて塞ぎ、製造後は全ての部品を分解洗浄するなど、かなりの緊張感のもとで作業を行ったとしています。

「ホエイサワーエール ブルーベリー」概要