「ヱビス オランジェ」発売！オレンジピール×濃色麦芽の新感覚

2024-02-19

サッポロビールは2023年10月11日（水）、ヱビスブランドの新ライン「CREATIVE BREW」から、第2弾となるビール製品「ヱビス オランジェ」の缶商品を期間限定で、びん・樽商品を数量限定で発売しました。

既成概念にとらわれないビールづくり目指す

若手醸造家の感性&最新技術が融合！｢ヱビス ニューオリジン｣発売

サッポロビールは2023年2月21日（火）、ヱビスブランドの新ラインナップ「CREATIVE BREW」を立ちあげ、 ...

 https://www.alwayslovebeer.com/yebis-new-origin-2023/

「CREATIVE BREW」は、「ヱビス」で今まで100年以上にわたり培ってきた技術と知見を活かしながら、今までの概念にとらわれない新たなビールづくりに挑戦するという「ヱビス」ブランドの新ライン。今年2月には同ライン第1弾の「ヱビス ニューオリジン」が発売され、大きな話題を呼んでいました。

「CREATIVE BREW」で商品開発を担当するのは、2024年4月に都内恵比寿にて開業予定のビール醸造所「YEBISU BREWERY TOKYO」にて醸造を担当するChief Experience Brewerの有友亮太（ありとも・りょうた）氏。若手醸造家ならではの感性や現代の製法や技術をとりいれて、ヱビスならではの上質な味わいと独創的な商品を提案していくとしています。

ヱビス史上初のオレンジピール採用

そんな「CREATIVE BREW」の第2弾となるのが今回の「ヱビス オランジェ」です。特徴の1つは、“ベルジャンホワイト”等のビアスタイル（ビールの種類）で古くから使われているオレンジピールを、「ヱビス」ブランドとして初めて副原料に使用した点。同じ柑橘でもレモンやライムにはないオレンジピールならではの甘味や複雑な苦味を求め、複数産地の産品を徹底的に吟味した結果、少しフルーティな香りがするカリフォルニア産オレンジピールを採用したとのことです。

また、秋冬の発売に合わせて濃厚かつ濃色のビールにしたいとの意図から、麦芽はピルスナー麦芽のほかに濃色麦芽を一部採用したほか、「パンやシュトレンのように小麦とオレンジピールを組み合わせた食品から着想を得て」（有友氏）小麦麦芽も一部採用。そのうえで、ヱビスのために吟味したという上面発酵酵母を使うことにより、まろやかで、かつ少し軽やかな味わいを引き出したとしています。

また、ホップのほうは柑橘系のアロマが特徴的な品種のなかから、「特に柑橘の香りがはっきりしていて、味わいでも香りでもオレンジを感じられる」という「カスケード」を選定。一方で、“ベルジャンホワイト”で使われているコリアンダーはあえて使わず、副原料はオレンジピールのみとして、飲みやすいながらも少しアクセントがある味わいにしたとしています。

相性の良い料理は、フルーツ感や濃醇（のうじゅん）さから、甘味やコクのある秋冬料理とのこと。焼き鳥なら塩よりタレがおすすめで、そのほか、角煮・筋煮込み・肉じゃが、さらにはフルーツソースでいただくローストビーフのようなお肉料理とも好相性としています。

“柑橘純度”高めた未体験の味わい

今回は当サイト編集部でも試飲してみました。まず感じたのは、豊かな柑橘フレーバーが感じられる一方で、同じようにオレンジピールが使われている“ベルジャンホワイト”で感じるスパイシーなクローブ香は抑えられていて、そこが飲みやすさにつながっているのかなという点。コリアンダーシード等、小麦や上面発酵酵母を使ったビールでよく用いられる要素をあえて省くことで、柑橘フレーバーの“純度”が高まり、飲み疲れしないビールになっているという印象です。

苦味は強めですが、IPA等に代表される、いわゆるホップフォワードなビールで感じられるグラッシーなフレーバーでない点も飲みやすさにつながっていると感じました。ほのかにクリーミーなマウスフィールも相まって、一定程度ドライかつクリスピーな焦げ感のなかで柑橘香が一層際立っている点は、従来のどのビアスタイルでも説明できない、とても新鮮で楽しいビール体験と言えそうです。

「ヱビス オランジェ」概要

サッポロライオンでは樽生を提供

このほか、今回の発売に合わせてサッポロホールディングスのグループ企業であるサッポロライオンも、全国の「YEBISU BAR（ヱビスバー）」25店舗にて樽生製品「ヱビス オランジェ＜樽生＞」を数量限定で販売しています。

「ヱビス オランジェ＜樽生＞」概要