【速報】ヤッホーブルーイング、ヴァイツェン等で人気を集める「銀河高原ビール」の全株式譲受けを発表


株式会社ヤッホーブルーイングは本日2017年9月28日(木)、株式会社銀河高原ビールの全株式譲受けについて同社親会社である株式会社日本ハウスホールディングスと合意し、株式及び債権譲渡契約と不動産譲渡契約を締結したと発表しました。

 


「ヴァイツェン」や「小麦のビール」が人気の岩手発ブルワリー

「銀河高原ビール」といえば、「ヴァイツェン」や「小麦のビール」で知られる岩手の有力ブルワリー。1990年代末に沸き起こった、いわゆる“第1次地ビールブーム”に乗って、一時は業界トップクラスの売上を誇っていたメーカーです。

その後、経営不振等で営業譲渡や工場閉鎖などはありましたが、「ヴァイツェン」や「小麦のビール」といった看板商品の人気はいまだ健在。

昨年12月には限定ビール「ヴァイツェンボック」、今年2月には岩手限定の「椀子麦酒(わんこビール)」、3月には奥羽山系の雪解け水を用いた限定ビール「ユキノチカラ 白ビール」等々、個性的で魅力あるビールを次々と販売していました。

ヤッホーブルーイングは今回の譲渡について、「両社の持つ強みの相乗効果により、クラフトビール市場のより一層の活性化を目指してまいります」とのコメントを発表しています。

 


かつてない規模の国内クラフトビールメーカーとなるか

国内トップメーカーとして「よなよなエール」や「インドの青鬼」を中心とした強力ラインナップを誇るヤッホーブルーイングですが、そういえば今まではどちらかというとペールエールやIPA、あるいはアメリカンウィートといったアメリカンスタイルが中心だったように感じます。

そこへ「ヴァイツェン」や「小麦ビール」といった、どちらかというとジャーマンスタイルに寄った銀河高原ビールの商品群が揃うとなると、たしかに“かぶる”領域も少ないというか、醸造設備以外でも「シナジー」は発揮しやすいのかもしれません。

いずれにしても、今年の国内クラフトビールシーンで最大級のトピックになりそうな今回のニュース。引き続き、続報や詳細が入り次第レポートしていきたいと思います。

 

 

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