キリンビールなど横浜の11社がクラフトビールアソシエーション発足!

Yokohama クラフトビールアソシエーション

神奈川県横浜市にて2025年11月13日(木)、市内のビールメーカー11社が連携した「Yokohama クラフトビールアソシエーション」の発足を発表するイベントが開催されました。本アソシエーションには横浜市もサポーターとして参画しています。

 


クラフトを通じたまちの魅力化を

1869(明治2)年、横浜山手46番地に日本で最初のビール醸造所「ジャパン・ヨコハマ・ブルワリー」が開設されたことにはじまるという横浜とビールの歴史。開港以来、横浜は西洋文化の玄関口として栄え、居留する外国人が増えるにつれてビールの需要が高まっていたそう。その後、山手の地にはいくつかのビール醸造所が設立され、そのなかの1つ「スプリングバレー・ブルワリー」(※1)は14年に渡り産業として継続的にビールを製造したことから、横浜は日本ビール産業発祥の地とされているとしています。

そんな横浜で今回誕生したのが、「横浜のクラフトビールの品質向上を果たし、日本一のクラフト品質、クラフトを通じたまちの魅力化を実現していく」ことを目的にしているという本アソシエーション。今後はさまざまな活動を進めながら、官民連携で「クラフトビールと言えば横浜!と言われる街をつくる!」ことを目指していくとのこと。横浜市では本アソシエーションの活動と連携し、メディアを通じた積極的な発信やイベントへの支援等を実施することで、「市民のライフスタイルの中にクラフトビールが溶け込み、横浜市に対する愛着醸成、口コミなどで横浜への来街を推奨していただける状況をつくっていきたい」としています。

※1:1870年創業のスプリングバレーは「スプリングバレー・ブルワリー」と表記
※2:キリンビール調べ(2025年9月時点)

<活動内容>

•クラフトブルワリーが密に連携し、情報共有・相談・品質支援を互いに実行する
•アソシエーションとして共通施策/イベントを展開し、横浜のクラフトの見える化を実現する
•行政と民間が主体的に連携し、クラフト市場の発展に向けた施策実行を実現する

<具体例>

•横浜クラフトビールマップの作成/品質・技術向上を目的とした勉強会/ブルワリーが共創し、コラボ商品の開発/行政と連携した情報発信

 

「クラフトビールといえば横浜」を目指して

Yokohama クラフトビールアソシエーション

発表イベントでは、ブルワリー代表者やサポーターによるトークセッションも行われ、クラフトビールを通じた地域との関わりや今後の展望などが語られました。(一部抜粋)

▼Yokohama クラフトビールアソシエーション会長・大谷 哲司 氏(キリンビールクラフトビール事業部 部長)
「クラフトビールといえば横浜!と言われることを目指し、市民に愛されるクラフトビアシティにしたい。」

▼キリンビールクラフトビール事業部 醸造責任者・蒲生 徹
「横浜は歴史的にもビール文化が根付いている街。今回のアソシエーション発足を機に、ブルワリー同士がつながり、街全体でクラフトビールを盛り上げていけることに大きな可能性を感じている。」

▼横浜ビール醸造所 代表取締役・高橋 智己
「ビールが好きという共通項があれば、大手か中小かという境界は簡単に越えられる。美味しい、ビール好きだ、楽しい、と感じてもらえる世界観を、横浜の方々と、キリンビールさんと一緒に広げていけたら。」

 

キリン工場見学には定員の70倍の応募が

工場見学を楽しむ横浜市民の方々
試飲された横浜市内ブルワリーのクラフトビール
クラフトビールで乾杯する市民の方々
参加者に向け開催された「横浜とビールの歴史講座」

このほか、発表会当日は、横浜市民を対象としたキリンビール横浜工場特別見学会も同時開催されました。定員50名の見学会には、当選倍率72倍となる2,056件(3,597名)の応募があり(!)、横浜やクラフトビールへの関心の高さ、熱量が感じられたとしています。

見学会を終えた市民の方々は、市内ブルワリーが持ち寄ったクラフトビールの試飲会も楽しんだそう。その合間には横浜とビールの歴史を学ぶミニ講座なども行われ、クラフトビールを通じて横浜の新たな一面を見出す声が多く聞かれたとしています。

▼参加者の声:青葉区在住の30代夫婦
「今年7月に広島と埼玉から横浜に移住してきたが、市内にこんなに多くのブルワリーがあるとは知らなかった。また、作り手の人の声を直接聞けたことで特別な愛着が生まれた。これを機に、どこで飲めるのかを調べて、すべてのブルワリーを回ってみたいと思う。」

▼参加者の声:鶴見区在住の20代女性
「アルコールが強くない自分でも楽しめるビールが多く、クラフトビールの奥深さに驚いた。お酒の楽しみ方の幅が広がった」

▼参加者の声
鶴見区在住の50代女性:「50年ずっとハマッコで、キリンビールの工場あるのは知っていたが、クラフトビールがこんなに横浜に集積しているのは初めて知った。ラベルも可愛いし、地方の友人に横浜土産として持っていきたい。」

 


「Yokohama クラフトビールアソシエーション」概要

名称
Yokohama クラフトビールアソシエーション
発足日
令和7年11月13日(木)
参画ブルワリー(計11社)
・Yellow Monkey Brewing 株式会社(イエローモンキーブリューイング)
・浦島ブルワリー
・キリンビール株式会社(SPRING VALLEY BREWERY)
・株式会社坂口屋(TDM 1874 Brewery)
・株式会社HUGE(NUMBER NINE BREWERY)
・株式会社麦風堂(南横浜ビール研究所)
・横濱金沢ブリュワリー
・株式会社横浜ビール醸造所(横浜ビール)
・横浜ベイブルーイング株式会社(横浜ベイブルーイング)
・株式会社トリプルアール(REVO BREWING)
・株式会社ハチミツ(Roto Brewery)
サポーター
・横浜市
・横浜市観光協会
・横浜商工会議所
・横浜ハンマーヘッド
・キリンビール株式会社

 

 

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