キリンとサッポロは大幅増益。大手ビール3社が2025年12月期決算を発表

キリンホールディングス、サッポロホールディングス、サントリーホールディングスの大手ビール3社は2025年2月13日(金)、2025年12月期の決算を発表しました。アサヒグループホールディングスは通期決算発表日が決まり次第開示予定としています。
<以下、メーカー名あいうえお順に掲載>
アサヒは2月に物流全体が正常化
アサヒグループホールディングスは、昨年9月に発生したサイバー攻撃によるシステム障害に伴い、2025年12月期第3四半期の決算開示を3月10日に延期しており、通期決算も発表日が決まり次第開示予定としています。
なお、グループ傘下のアサヒビール、アサヒ飲料、アサヒグループ食品とも、物流業務は2026年2月から全体が正常化しており、今後は計画的に商品の出荷再開を進めていくほか、新商品発売や店頭販促活動も順次再開していくとのこと。ビール類計の2026年1月の売上金額は前年比11%減となっており、主要ブランド別の販売数量は、スーパードライ計で同9%減の345万箱、スタイルフリーが同6%減の68万箱、クリアアサヒが同14%減の56万箱となりました。
※ 1箱=633ml(大びん)×20本換算
キリンは「グッドエール」で高付加価値商品を拡充
キリンホールディングスは、売上収益が前期比4.1%増の2兆4,333億6300万円、最終利益が同153.4%と大幅増の1,475億4,200万円となりました。
酒類事業は、主力ブランドを中心に投資を強化するなどして堅調に推移し、売上収益は前期比0.6%減の1兆753億円、事業利益は同9.1%増の1,354億円に達したとのこと。ブランド別では、「一番搾り」が、4月発売の「一番搾りホワイトビール」と「一番搾り糖質ゼロ」を加えた商品群のプレゼンスで基盤の「一番搾り」も好調に推移し、ブランド全体で前期を上回ったとしています。また、10月発売の新ブランド「キリングッドエール」は発売から8日で当初目標の60万ケースを超え、年間販売数量が130万ケースを突破するヒットとなり、高付加価値商品に拡充につながったとのことです。
2026年12月期の業績については、売上収益が前期比1.9%増の2兆4,800億円、最終利益が同5.7%増の1,560億円を見込んでいるとしています。
サッポロは「黒ラベル」「ヱビス」がともに前年超え
サッポロホールディングスは、売上収益が前期比1.1%減の5,068億6,100万円、最終利益が同152.8%と大幅増の194億9,800万円となりました。
酒類事業は、国内市場におけるビールの好調な販売と4月に行われた価格改定の影響で増収増益を達成。売上収益は前期比1.5%増の4,002億円、事業利益は同33.1%増の285億円で着地したとのことです。国内酒類のブランド別では、「サッポロ生ビール黒ラベル」缶製品の売上数量は前期比107%、「ヱビスビール」缶製品の売上数量も同102%と好調に推移。景況感の悪化などによって国内のビール類総需要は前期比96%と推定されるなか、同社の国内ビール類合計売上数量は、総需要を上回る同99%を記録したほか、RTD缶の売上数量も同108%と、好調に推移したとしています。
2026年12月期の業績については、売上収益が前期比0.4%減の5,050億円、最終利益は不動産事業の売却に伴って、前期比およそ15倍の2,960億円を見込んでいるとしています。
サントリーは「PSB」が前年比18%増と好調
サントリーホールディングスは、売上収益が前期比0.4%増の3兆4,324億8,300万円となった一方、当期に計上した商標権の減損と関係会社売却損の影響を受けるなどして、最終利益は同50.8%減の865億8,300万円となりました。
酒類セグメントは、国内の全事業で前年同期を上回った一方、海外主要エリアでの市況悪化の影響を受けるなどしたほか、前期に計上した関係会社売却の影響もあり、売上収益は前期比0.4%減の1兆3,870億円となりました。このうち、ノンアルコールビールテイスト飲料を除くビール事業の売上収益は同2%増で着地。また、ブランド別の販売数量を見てみると、「サントリー生ビール」は、飲みごたえと飲みやすさを両立した中味で好評を集めて同4%増、「パーフェクトサントリービール(PSB)」は、力強い飲みごたえ等が好評で同18%の大幅増を記録したとしています。
2026年12月期の業績ついては、売上収益が前期比4.3%増の3兆5,800億円、最終利益は同32.8%増の1,150億円を見込んでいるとしています。
最新情報をお届けします
Twitter でオールウェイズ・ラブ・ビールをフォローしよう!
Follow @alwayslovebeert













