“現代の美人画”再び!荒木飛呂彦×ヱビスビールのコラボ缶第2弾が発売

サッポロビールは2025年9月17日(水)、漫画家・荒木飛呂彦氏とのコラボレーション企画として、荒木氏描き下ろしの美人画を缶体にデザインしたというビール製品「ヱビスビール 荒木飛呂彦描き下ろしデザイン缶」(350ml/500ml)の第2弾を全国で数量限定発売します。
今回のコラボレーションでは、都内恵比寿のヱビスブランド体験拠点であるYEBISU BREWERY TOKYO(ヱビス ブルワリー トウキョウ)にて、期間限定イベント「五感で味わう、ヱビスの美人画展」も9月10日(水)にスタートしています。本イベントはYEBISU BREWERY TOKYOで11月30日(日)まで開催するほか、大阪でも9月19日(金)から28日(日)まで、大阪市のKITTE大阪サンクスガーデンで開催予定としています。
©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
厳しい市況でも1-7月は前年比増
上半期の推計販売規模(金額/家庭用)の月別推移を見ても、荒木氏とコラボを行った2月は前年比120%に達するなどしており、「さまざまなアクションが実際の数字にも表れたと考えている」と語るサッポロビール下和田氏
今回のイベント開催に先立ち、9月9日(火)にはYEBISU BREWERY TOKYOで『ヱビス下期ブランドアクション発表会および「五感で味わう、ヱビスの美人画展」内覧会』が開催。まずは今年9月に同社マーケティング本部 ビール&RTD事業部 部長に就任した下和田勇(しもわだ・ゆう)氏から、本年夏までのブランド総括や下半期のブランドアクションについて説明が行われました。
広告と体験を軸に上半期のマーケティングアクションを展開したというヱビスブランド。新たなコミュニケーション戦略や、2月に行われた荒木飛呂彦氏との描き下ろし美人画企画第1弾などによって、1-7月の「ヱビスビール」新規顧客率は約60%(※1)に達したほか、4月に発表した、顧客が自分だけのヱビスをつくることができる「YEBISU 1TANK」プロジェクトにも多数の応募があり、「ヱビス、そしてビールの可能性を改めて感じた」と、下和田氏は語ります。新たなヱビスの味わいを提案する「クリエイティブブリュー」シリーズも上半期は2商品展開しており、本シリーズの新規顧客比率は約66%(※1)に達したとのことで、「普段ヱビスでアプローチできていなかった新しいお客様を数多く獲得できたと感じる」としています。
※1:TrueData SMパネル(全国)。
上期は経済環境の悪化もあり、それまで伸長していたビール市場は1-7月の推計販売規模(金額/家庭用)で前年比99.9%(※2)、高価格帯ビールカテゴリで同83.2%(※2)と大変苦戦したものの、ヱビスビールは同102.9%(※2)と、大きな成果をあげたとのこと。コメ価格高騰や4月のビール価格改定などによって消費者の生活防衛意識は高まった一方で、下和田氏は「価値あるものにはお金を払うメリハリ消費は今後も続くと考えるし、そこにヱビスでの体験を軸とした多様なアプローチで、ビールの楽しさを知っていただくきっかけを提供できたことが数字にもつながったと認識している」と語りました。
※2:出典 インテージSRI+4業態計(SM、CVS、酒量販店、DRUG)
そのうえで、下期もこれまでと同様、“共鳴&競争”をテーマに次々ブランドアクションを展開していくというサッポロビール。今月の荒木飛呂彦氏とのコラボによる描き下ろし美人画企画第2弾を皮切りに、ヱビスビールは9月製造分からバリューアップして順次切り替えを行うほか、「クリエイティブブリュー」も上半期に続き2商品が新発売の予定。さらに、スコッチウイスキーブランド「デュワーズ」との共創企画では、4月から「デュワーズ12年」の木樽で熟成していたバーレイワインタイプのビール「Key of the Night」が10月に完成し、YEBISU BREWERY TOKYOで限定販売予定としています。今後も「さまざまな角度からお客様へアプローチして、ビール無関心層のお客様にもヱビスを手にとっていただきたい。そうすることで、日本のビール市場や酒類市場を少しでも元気にすることがヱビスの役割と考えている」(下和田氏)と語ってくれました。
コラボデザイン缶の受注数は第1弾の1.5倍
ヱビスブランドの進化については、「お客様のご期待という意味でも、ごくごく系のすっきりしたビールというより、豊かで奥深い味わいをしっかり感じられる点を大事にしたうえで、ビールのつくり方としては新たな手法にも挑戦していきたい」と語るサッポロビール沖井氏
発表会では、同社ヱビスブランド ブランドマネージャーの沖井尊子(おきい・たかこ)氏から、荒木飛呂彦氏とのコラボ企画第2弾に関する説明も行われました。ヱビスビールが誕生した明治23年当時はさまざまな形で美人画と呼ばれる媒体が展開されており、ヱビスビールも明治後期から美人画ポスターを採用。時代ごとの美的感覚や文化的価値観を反映する美人画は、ヱビスビールの歴史において伝統的な要素になっていったとしています。
そこでサッポロビールは、「たのしんでるから、世界は変えられる。」というヱビスビールのキャッチコピーを体現しているという漫画家・荒木飛呂彦氏の描き下ろしによる、現代的にアップデートされた美人画を缶体にデザインするコラボを2月に実施。本企画は発売前から年代問わず大きな反響を集め、「ヱビスビールを手に取るお客様の間口が拡大したほか、描き下ろし美人画を展示したイベントには、2024年4月のブルワリー開業時に匹敵するほど多くの来場者で賑わった」(沖井氏)としています。
今回の缶商品とイベントは、そんな描き下ろし企画の第2弾。第1弾で描かれた和装の美人画2作品に対して、今回は洋装の美人画「ムーンライトロケット」「バードウォッチング」の2作品が新たに描かれました。2作品をそれぞれプリントしたヱビスビール350ml缶/500ml缶は「すでに受注数が第1弾の1.5倍に達しており、非常に大きなご期待をいただいている」(沖井氏)とのことです。
また、YEBISU BREWERY TOKYOでは美人画の展示イベントもスタートしました。今回は「5感で味わう」をテーマにイベントコンテンツを進化させたほか、大阪でも展示イベントの初開催を決定。より広いエリアの顧客に楽しんでもらうべく、オリジナルグッズもラインナップを拡充し、東京と大阪のイベント会場に加えてオンラインでも限定販売を行う予定とのことです。さらに、荒木氏描き下ろしのデザイン原画複製デザイン缶が当たるキャンペーンと、「ヱビスビール 荒木飛呂彦描き下ろしデザイン缶」が当たるXのフォロー&リポストキャンペーンも、ともに9月17日(水)にスタート予定(※3)としています。
※3:詳細は、ヱビス×荒木飛呂彦氏コラボレーション企画第2弾特設サイト、またはYEBISU BREWERY TOKYO 公式Xにて
一方、昨今ますます広がりを見せているヱビスブランドの味わいについて、沖井氏からは「もともと1894年には黒ビール発売したブランドでもあり、多様な味わいがあることも特徴の1つにしていこうと考えている」とのコメントが。「時代に応じてお客様の志向も変わってきているし、日本のビールの定義も変わってさまざまな副原料が使えるようになってきているので、原料もヱビスらしくしっかり吟味をしながら、時代ごとに、さらにおいしいものを追求していきたい」と、語ってくれました。
“永遠の流れのなかにいる女性”を描く
今回のコラボについて、「幸せに自分の生活を過ごしながらビールやイベントを楽しんでいただくのが一番良いのではないかな、と。第1弾の2枚も含めて4枚の美人画を見ながら、ああだこうだ言いつつ楽しんでいただけば光栄」と語る荒木飛呂彦氏
今回で2回目のコラボとなった荒木飛呂彦氏は、サッポロビールとの仕事について、当初から「伝統と革新といったテーマをいただいて、“伝統といっても、荒木飛呂彦にご依頼いただいたのなら新しくないとだめだよな”と感じていた」そう。そのうえで、背景をコスチュームのなかに描く斬新な手法と、「現代風というか、ちょっと強そうな女性をイメージして髪型もショートヘアにした」という女性像については第1弾と共通させたとのことです。
一方で、第2弾では「絵として時間が止まっていて欲しいなと思った。場所もどこか分からない、みたいな。『ムーンライトロケット』も、砂漠なのか、もしかしたら月面か。永遠の流れのなかに女性がいるという絵を目指したし、『バードウォッチング』も、アウトドアで自然のなかいるような、あるいは家のなかから外を見てるような、不思議な絵を目指した」としています。
ヱビスブランドについては、「美人画の伝統的なイラストをたくさん持ちながら、新しいものにも挑戦しているという姿勢を認識していたので、それを表現できるようなイラストを描こう、と。そういうイメージができたので仕事がしやすかった。色としてアルミのシルバーが入っている缶体に印刷するというのも新鮮だったし、漫画家として光栄なお仕事だったと思います」と語る荒木氏。そのうえで、「昔の美人画を見ると、“イラストのビールって、いいな”って。伝統もあるし、その時代の空気感というか。“この人達はこうやってビールを、夕方や午後のひとときを楽しんでいたのかなぁ”と想像したり。そういう伝統のなかに自身も加わって、そして“将来は新しい美人画が出てくるのかな”と思うと感慨深いというか、面白いと思います」と語ってくれました。
荒木飛呂彦氏 プロフィール
宮城県仙台市生まれ。1980年、集英社主催の第20回手塚賞にて『武装ポーカー』で準入選を受賞。1986年、「週刊少年ジャンプ」にて連載がスタートした『ジョジョの奇妙な冒険』は読者から絶大な支持を獲得。2023年2月より「ウルトラジャンプ」にてシリーズ第9部となる『The JOJOLands』を連載中。
「ヱビスビール 荒木飛呂彦描き下ろしデザイン缶」概要
- 商品名
- ヱビスビール 荒木飛呂彦描き下ろしデザイン缶
※ 中味は通常のヱビスビールと同じです。 - パッケージ
- 350ml缶、500ml缶
- 発売日
- 2025年9月17日(水)
- 発売地域
- 全国
- 参考小売価格
- オープン価格
- デザイン特長
- ヱビスビール美人画ポスターを現代にアップデートした荒木飛呂彦氏による描き下ろしデザイン
「五感で味わう、ヱビスの美人画展」概要
- 商品名
- 五感で味わう、ヱビスの美人画展
- パッケージ
- ヱビスと美人画のルーツを辿る展示、荒木飛呂彦氏が特別に描き下ろした美人画(複製原画・巨大出力)、「ヱビスビール 荒木飛呂彦描き下ろしデザイン缶」第2弾の展示。
- 開催場所・日時
- 【東京会場:YEBISU BREWERY TOKYO】
東京都渋谷区恵比寿4丁目20-1
2025年9月10日(水)~11月30日(日)
平日:12:00~20:00 土日祝:11:00~19:00
定休日:火曜日(祝日の場合は翌日)
【大阪会場:KITTE大阪 サンクンガーデン】
大阪府大阪市北区梅田三丁目2番2号 KITTE大阪 B1サンクンガーデン
2025年9月19日(金)~9月28日(日)
11:30~21:30
※ 9月19日(金)は15:00-21:30の営業時間となります。 - 事前予約
- 東京会場:YEBISU BREWERY TOKYO】
●入場
事前予約は不要です。ただし、会場の混雑状況によっては、入場を制限させていただく場合がございます。
●オリジナルグッズ購入
整理券が必要となります。購入希望日の前日14時からWEB予約を開始いたします。
ただし、当日の状況により、整理券無しでご購入できる場合がございます。
最新の状況は下記のYEBISU BREWERY TOKYO公式サイトまたは公式Xをご確認ください。
【大阪会場:KITTE大阪 サンクンガーデン】
●入場
入場整理券が必要となります。各開催日前日の14:00からWEB予約を開始いたします。
ただし、当日の状況によっては整理券無しで入場が可能となる場合がございます。
●オリジナルグッズ購入
入場整理券があればオリジナルグッズも購入可能となります。
入場整理券無しで入場が可能となったとしても、グッズの購入はできませんのでご注意ください。
【事前予約サイト】
東京会場、大阪会場とも、下記「ヱビス×荒木飛呂彦氏コラボレーション企画第2弾特設サイト」にて案内予定です。 - その他、キャンペーン情報など
- ヱビス×荒木飛呂彦氏コラボレーション企画第2弾特設サイト
YEBISU BREWERY TOKYO 公式ページ
YEBISU BREWERY TOKYO 公式X
宇宙への憧れ表現したIPAも登場
このほか、今回も第1弾コラボと同様、オリジナルビール「ゴールデンオデッセイ -黄金の冒険-」がつくられ、9月10日(水)からYEBISU BREWERY TOKYO限定で提供がスタートしました。本商品は、描き下ろし美人画のうち「ムーンライトロケット」をテーマにしたというビールで、月の輝く夜空、宇宙へのあこがれを想い描き、宇宙を連想させる3種のホップ(アポロ、ポラリス、ゴールデンスター)をそれぞれ一部使用したとのこと。
また、麦芽には宇宙を旅したという大麦の子孫「宇宙大麦」麦芽が一部採用されました。2006年、岡山大学とともに「宇宙における食料自給のための共同研究」の一環として、国際宇宙ステーションに5か月間滞在したのち帰還したというサッポロビール開発の大麦「はるなニ条」。その第7世代目の子孫となる「宇宙大麦」を一部使用したという本商品は、ミントや柑橘のような香味が特長のIPA(インディア・ペールエール)タイプのビールであり、第1弾コラボで開発したビール「受け継ぐ者」と同様、今回も商品名は荒木氏が命名しました。
YEBISU BREWERY TOKYO 提供ビール監修
ヱビスブランド Chief Experience Brewer 有友亮太(ありとも・りょうた)氏 コメント
再び荒木飛呂彦氏とビールを開発できたことを大変光栄に思います。第二弾となる「ゴールデン オデッセイ -黄金の冒険-」は荒木飛呂彦氏に描き下ろしていただいた美人画「ムーンライトロケット」から着想を得て開発したビールです。「ムーンライトロケット」の衣装や背景に印象的に描かれている月、ロケットなどから、宇宙を連想させる名称の3種のホップをそれぞれ一部使用しました。また麦芽に関しては実際に地球を飛び出し宇宙ステーションに滞在した経験を持つ「宇宙大麦」の子孫を一部使用し、より美人画のテーマとの親和性を高めることに挑戦しています。YEBISU BREWERY TOKYOでコラボレーションビールを飲むことで、美人画と一緒に「ムーンライトロケット」の世界観に浸っていただけることを楽しみにしております。
<プロフィール>
2012 年サッポロビール入社。サッポロビール北海道工場でビール醸造を担当した後、酒類技術研究所にて酵母の研究に取り組む。その後、ドイツへ留学し、Brewmaster(ブリューマスター)の資格を取得。帰国後は新商品開発や研究を行う。「YEBISU BREWERY TOKYO」のビール醸造を担当。
「ゴールデンオデッセイ -黄金の冒険-」概要
- 商品名
- ゴールデンオデッセイ -黄金の冒険-
- 発売日
- 2025年9月10日(水)
- 発売地域
- 「YEBISU BREWERY TOKYO」内限定
- アルコール度数
- 6%
- その他の特徴
- 麦芽100%、無ろ過
- 提供場所
- 「YEBISU BREWERY TOKYO」タップルーム
- 価格
- 単品 1,500円(税込)
オリジナルグラス付きセット 3,000円(税込) - お支払い方法
- 現金はご利用いただけません。クレジットカードまたは電子マネーなどをご持参ください。
主な電子決済の種類 - Webサイト
- YEBISU BREWERY TOKYOのタップルームで現在提供しているビールアイテム
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