ヤッホーとセブン-イレブンの共同開発によるヘイジーIPA新発売!

ヤッホーブルーイングは2025年5月21日(水)、セブン-イレブン・ジャパンと共同開発したクラフトビール「有頂天エイリアンズ」を、首都圏および長野県・山梨県のセブン‐イレブン約7,500店舗(※)で発売しました。6月11日(水)からは全国のセブン-イレブンで順次発売予定としています。
※ セブン&アイグループの各店舗(イトーヨーカドー、ヨーク、ヨークベニマル、ザ・ガーデン自由が丘)でも缶製品を順次販売予定。
※ 取り扱いは店舗によって異なります。
2,000万の新たな顧客層へアプローチ
両社の協業は5年ほど前、セブン-イレブン・ジャパンがヤッホーブルーイングに働きかける形でスタートしており、2021年には甲信発祥の国産ホップを使ったクラフトビール「山の上ニューイ」を発売、大きな販売数を記録したとのことです。
「併買品がおつまみになることの多い一般的なビールと異なり、カップデリやおむすびといった食事の併買も多いため買い上げ件数や顧客単価が高まるほか、過去3ヶ月ビールを購入していない“新規ビール購入客”の比率も一般的に比べて大幅に高まる点などがクラフトビールの買われ方の特徴」と語るのは、セブン-イレブン・ジャパンの上條智氏です。
そうしたことから「現在は飲酒していないものの、きっかけがあれば飲むという2,000万人のお客様の層にクラフトビールがアプローチできている」という上条氏。今後は、「ヤッホーブルーイングさんのものづくりへの大変な情熱や自由で革新的な発想力に、2025年3月末現在で21,733店というセブン-イレブンの店舗網を掛け合わせることで、クラフトビールのカルチャーを広め、ビール市場拡大に挑戦していきたい」と語ってくれました。
2年にわたるセブン-イレブンとの共同開発
「有頂天エイリアンズ」のコスプレで製品発表会に登場したヤッホーブルーイング 代表取締役の井手直行氏(ニックネーム:てんちょ)。本商品は昨年12月のテスト販売でも「トロピカルな香りが印象的」「ビールの概念をガラッと変えてくれた」等、好評価が多かったとしています
一方、クラフトビールの市場を広げるうえで、「クラフトビールを半年に1回程度飲むという“非日常層”のおよそ1,000万人の飲用頻度を高めることが重要だと考えている」と語るのは、ヤッホーブルーイング井手氏です。未体験の本物感があり、かつ買いやすく安心できるクラフトビールを提供することで市場を広げたいと考えるヤッホーブルーイングと、一般的なラガービールと異なる味わいのビールで売り場にワクワク感を提供したいというセブン-イレブン・ジャパン。そうした両社の方向性で一致したのが、一般的なラガービールと“真逆”の味わいと言える、「有頂天エイリアンズ」で採用されたビアスタイル“ヘイジーIPA”だったとしています。
両社が2年をかけて共同開発したという「有頂天エイリアンズ」のコンセプトは、「しぼりたてのフレッシュジュースのようなヘイジーIPAで、自由時間をぶち上げる!」。新しい味わいに出会うワクワク感をネーミングやデザインにも込めたという本商品は、2024年12月に長野県・山梨県ほか一部地域にて実施されたテスト販売では、想定より1か月前倒しで完売したとしています。
ラガービールと“真逆の味わい”とは?
一般的なラガービールと“真逆の味わい”を実現したポイントは、「1.濁っていてまろやか」「2.苦み控えめ」「3.トロピカルな香り」の3点になると語るのは、本商品の開発を担当したヤッホーブルーイングの花崎稜氏(ニックネーム:ちゃんりょ)です。まずは麦芽に含まれるタンパク質とホップに含まれるポリフェノールの結合によって生まれた濁りをろ過せず、かつ原材料の一部に過去最多量のオーツ麦を使用することによってシルキーな口当たりを引き出したとのこと。また、麦汁の煮沸段階でなく発酵中にホップを添加する“ドライホップ”と呼ばれる手法によって苦みを抑えたとしています。
さらに、パイナップルやマンゴーといったトロピカルフルーツを思わせる香りをふんだんに引き出すべく、現在販売中のヤッホーブルーイング製品のなかでは最多量のホップを投入したとのこと。ホップ品種はおもに「モザイク」で、投入量は同社フラッグシップ製品「よなよなエール」と比較すると約1.8倍にのぼったそう。これによりホップの香気成分の含有量はラガービールの11倍(※)に達した一方で、苦みを表すIBUは「よなよなエール」の41よりも低い25に抑えられているとしています。
※ GC-MS装置で、ホップ由来の香気成分であるリナロール・ゲラニオールの含有量を測定し、一般的なラガービールの文献値と比較
飲み疲れないすっきりしたフレーバー
今回は編集部でも「有頂天エイリアンズ」を試飲してみました。缶を開けた瞬間から感じられるトロピカルな柑橘香や“とろみ”のあるマウスフィール等、ヘイジーIPAならではの味わいを存分に楽しめる本商品は、これまで一般的なラガービールの苦みを敬遠していた方々にとっても親しみやすいビールと言えそう。一方で、まろやかな甘みを前面に出しているヘイジーIPAの銘柄も多いなか、本商品は比較的ドライですっきりしたフレーバーに感じられ、飲み疲れにくいドリンカブルな製品に仕上がっている点も大きな特徴だと思いました。
コンビニエンスストアでクラフトビールを新たに購入する層にも刺さりやすいドリンカブルなヘイジーIPAと言える本商品。銘柄によっては500~600円、あるいはそれ以上になることも珍しくないヘイジーIPAとしては破格とも言える318円(税込)という希望小売価格も相まって、多様性のあるクラフトビールの価値観を、新たに外の世界へつなげていく力強いフックになるのではないかなと感じました。
「有頂天エイリアンズ」概要
- 製品名
- 「有頂天エイリアンズ」
- ビアスタイル
- ヘイジーIPA
- アルコール分
- 6.0%
- 原材料
- 大麦麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、小麦麦芽、ホップ、オーツ麦、糖類
- 内容量
- 350ml
- 賞味期限
- 7か月
- 希望小売価格
- 318円(税別)/349.80円(税込)
- 販売先
- ・5月21日(水)より、首都圏および長野県・山梨県のセブン‐イレブンで順次先行発売
・6月11日(水)より全国のセブン‐イレブンで順次発売予定
・公式ビアレストラン「YONA YONA BEER WORKS」全6店舗では、2024年12月より提供中
※ 取り扱いは店舗によって異なります。
※ セブン&アイグループの各店舗(イトーヨーカドー、ヨーク、ヨークベニマル、ザ・ガーデン自由が丘)でも順次発売予定です。 - Webサイト
- 有頂天エイリアンズ ブランドサイト
ヤッホーブルーイング公式通販サイト「よなよなの里」
ヤッホーブルーイング公式ビアレストラン「YONA YONA BEER WORKS」HP
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