ラベルは「もやしもん」作者！サンクトガーレン「アマビエIPA」

2020-04-25

サンクトガーレンは2020年4月28日（火）、疫病を鎮めるといわれる妖怪アマビエをラベルのモチーフに描いた限定ビール「アマビエIPA」を発売します。

アマビエのイラストは「もやしもん」や「惑わない星」で知られる漫画家の石川雅之氏が協力。新型コロナウイルス感染症が収束するまで製造を行い、利益は「新型コロナウイルス感染症：拡大防止活動基金」に随時寄付されます。

架空のボトル写真が反響を受け本当のビールに

オンラインショップでは先行予約を受付中。初回3000セットはオリジナルステッカー付で、ステッカーは5分の1の確率で特別版が入る予定。

アマビエは江戸時代に現れたとされる半人半魚の妖怪。"疫病が流行ったら私の絵を描いて人々に見せよ"と言ったと伝えられており、コロナ収束を願う人々がSNSに数多くのイラストを投稿しているほか、厚生労働省も新型コロナウイルス感染拡大を防ぐ啓発画像に起用して話題となっています。

そんななか、今回の感染症拡大によって夏のビールイベント開催が中止となったサンクトガーレンが、SNS投稿でその報告を行った際、アマビエの絵を貼った架空の瓶ビール写真を使ったところ「本当に発売してほしい」との反響があったそう。

折しも工場にはイベント用に準備しながらも行き場を失っていたビールがあったため、感染症拡大を受けて「何か貢献できることはないか」と考えていた同社が「アマビエIPA」を実現させることとなりました。

ホップ7種を使ったジューシーなIPA

ホップを計量するサンクトガーレン代表取締役の岩本

今回の「アマビエIPA」は、柑橘系アロマが特徴のホップ7種（※）を使用。柑橘香を楽しめるだけでなく、果汁が入っていると思わせるほどのジューシーさがあるそう。

※ Azacca、Ahtanum、Warrior、Citra、Ekuanot、Simcoe、Mosaic

たっぷりの小麦麦芽にオーツ麦も使用したボディはクリーミーで滑らか。後味はドライで、一定の苦さも兼ね備えているほか、7％という少し高めのアルコールを持ちながらも瑞々しい飲み口で、これからの暑い日にぴったりとしています。

ラベルイラスト担当 ：石川雅之氏について

大阪府出身。1997年に『日本政府直轄機動戦隊コームインV』でデビュー、初連載。
1999年、『神の棲む山』（『人斬り龍馬』所収）でちばてつや賞準入選受賞。「モーニング」連載の『週刊石川雅之』などを経て、2004年『もやしもん』を連載開始（2014年完結）。
同作で第12回手塚治虫文化賞マンガ大賞、第32回講談社漫画賞受賞。
同作8巻はビールに焦点を当てた展開となっており“クラフトビール入門書”としても紹介される1冊。
2013年はリアルな場でサンクトガーレンとコラボしたビール「超IPA」も発売し話題となる。
2009年より『純潔のマリア』を連載開始（2015年完結）。
2015年5月に『惑わない星』連載開始。

「アマビエIPA」概要