ホップ収穫も!「キリン ホームタップ」会員が遠野でビールのつくり手体験

キリン ホームタップ「遠野ホップ“つくり手”体験イベント」

キリンビールが展開する会員制生ビールサービス「キリン ホームタップ」(以下、ホームタップ)は2026年8月、同サービス会員限定の特別企画として、ホップの収穫から商品開発まで体験するという「遠野ホップ“つくり手”体験イベント」を、岩手県遠野市で開催しました。

現在、同サービス会員の意見や評価に加え、商品名やラベルデザインのアイデアも取り入れた一杯は、「ホップ博士」の愛称で知られる村上敦司氏の監修のもと、商品化が進められています。会員が収穫から商品開発まで携わった特別なビールとして、11月上旬より遠野市にある醸造所「GOOD HOPS」から数量限定で発売予定としています。(※)

※ 本商品は「ホームタップ」商品ではなく、「GOOD HOPS」から360ml缶および樽で販売予定です。缶商品はオンラインサイトおよび直営店(タップルーム)、樽商品は直営店(タップルーム)および一部飲食店で提供予定

 

“飲み手”から“つくり手”に

「遠野ホップ“つくり手”体験イベント」

「1杯のビールの向こう側にある物語を感じてほしい」との想いから、会員限定の“つくり手体験”として企画された本イベントは、単なる収穫体験に留まらず、生産者や醸造家とともにクラフトビールづくりの現場に入り、自分たちのアイデアが実際の商品として形になるまでを体験するというもの。20名の参加者は、岩手県遠野市のブルワリー「GOOD HOPS」で醸造工程を見学した後、ホップ畑で生産者とともにホップの収穫を体験。さらには加工工場を訪れて、収穫したホップが加工されて一杯のクラフトビールになるまでの工程を学んだとのことです。

 

「遠野ホップ“つくり手”体験イベント」

本イベントについて、参加者の女性からは「このビールがどういう思いで作られたのか、香りや苦みにどんな工夫があるのかを知り、作り手の愛情を感じながら深く味わえるようになったので、今後のビールタイムが全く変わりました」とのコメントが。単にビールを楽しむだけでなく、その背景にあるストーリーや想いに触れる「ホームタップ」ならではの体験の価値を実感する機会になったとしています。

 

“ホップ博士”監修、遠野産ホップ100%ビール

「遠野ホップ“つくり手”体験イベント」

​​収穫作業を通じて生産者の視点を体感した参加者を待っていたのは、さらに一歩踏み込んだ“つくり手体験”。「GOOD HOPS」代表の田村氏、そしてホップ博士の村上敦司氏とともに、収穫したホップを使ったクラフトビールづくりのワークショップに参加しました。

 

「遠野ホップ“つくり手”体験イベント」

ワークショップでは、参加者がホップ畑で感じた「遠野でしか出会えないフレッシュホップの香り」をテーマに、「遠野産ホップ」のみを使用し、その魅力を最大限に引き出すビールがコンセプトとなりました。そのうえで、参加者は遠野で栽培されるCascade、IBUKI、NoWindの3種類のホップの香りや特徴を比較したほか、フレッシュホップやルプリンパウダーなど、加工方法による香りの違いも体験。さらに、「GOOD HOPS」が用意した1樽限定の試験醸造ビールを試飲し、「香り」「苦味」「ボディ」「酸味」「甘味」の5要素を評価しながら、レシピ設計について活発な意見を交わしました。

 

ホップ博士・村上敦司氏

今回の取り組みについて、「試験醸造品を試飲しながら消費者の皆さんと議論するのは、私たちにとっても初めての挑戦です。遠野産ホップ100%だからこそ生まれる新しい味わいやアイデアに期待しています」と語る村上氏

今後は決定したレシピをもとに「GOOD HOPS」が醸造を行い、完成したオリジナルクラフトビールを11月上旬より数量限定で発売予定とのこと。GOOD HOPSとして初めて一般の顧客と共同開発したビールになったということで、本商品の売上収益の一部は遠野の持続可能なホップ栽培支援に活用されるとしています。

ホップ博士・村上敦司 氏プロフィール
岩手県紫波町出身。岩手大学農学部農学研究科修了後、1988年にキリンビール入社。
ホップの品種改良や「一番搾り とれたてホップ生ビール」などの開発に携わる。
2000年にホップの研究で農学博士号を取得し、2010年には世界で6人しかいないドイツホップ研究協会の技術アドバイザーに就任。
2020年にキリンビールを退職。現在は、株式会社BrewGood取締役、キリンホールディングス飲料未来研究所技術アドバイザーとして、日本産ホップの研究・振興に携わる。
https://brewgood.jp/about/#member/

 

歴史を知り、日本産ホップに関心を

(株)BrewGood 代表取締役 田村淳一氏

(株)BrewGood 代表取締役 田村淳一氏

岩手県遠野市とキリンビールは、1963年の契約栽培開始から今年で63年目を迎えます。また、地域活性化を目指す「TK(遠野×キリン)プロジェクト」も20年目を数え、長年にわたり持続可能なホップ栽培とまちづくりに取り組んできたとのこと。イベントではこうした歩みや持続可能なホップ栽培の取り組みも紹介され、参加者は畑で生産者と交流しながら、遠野ならではのビールの歴史と文化への理解を深めたとのことです。

GOOD HOPSを運営する(株)BrewGoodの田村淳一氏は、「今回、ホームタップ会員の皆さんとお話しする中で、日本産ホップを未来につなげる我々の取り組みや生産地のことに強い関心を持っていただけたと感じています。参加された皆さんが、ご友人やビール好きの方々に『遠野でこんな体験をしてきた』『日本産ホップはとても貴重なんだ』と伝えてくださると思います。こういうイベントで輪が広がっていって、また来年来ていただいたり、このホームタップの取り組みや日本産ホップ全体の取り組みにも興味を持ってくださる方が増えていくことを期待しています」と、産地としての遠野の魅力や地域共創の意義について語りました。

 

人と人とのつながりを生み出すサービスへ

「遠野ホップ“つくり手”体験イベント」

単なるホップの収穫体験にとどまらず、会員・ホップ生産者・醸造家・キリンビールというそれぞれの立場や想いが交わることで、1杯のビールの背景にあるストーリーや価値を共有する機会になったという今回の「遠野ホップ“つくり手”体験イベント」。「ホームタップ」会員だからこそ参加できる体験が、ビールを通じた新たな出会いとつながりを生み出したとしています。

 

「遠野ホップ“つくり手”体験イベント」

参加した会員からは、「つくり手の顔や手仕事、フレッシュなホップの香りに触れることで、日常のビールタイムが何倍も愛おしく、特別なものに変わりました。ビールという共通言語を通じて、初めて会った方々ともすぐに打ち解けることができたのも印象的でした」といった声が聞かれ、ビールを通じた人と人とのつながりの深まりを実感する一日となった模様。「ホームタップ」は、ビールのおいしさをお届けするだけでなく、生産地を訪れ、つくり手と出会い、時には商品開発にも参加できる会員限定の体験を通じて、今後も人と人とのつながりを生み出すサービスを目指すとしています。

キリンビール 野津氏のコメント
「4回目となる今回は『自ら収穫したホップがビールになる』体験型イベントへと進化させ、1杯の裏側にあるストーリーや熱量を体感していただきました。ビール会社として、会員様と共に、国産ホップにこだわった新しいビールづくりに取り組み、皆さまの日々のビールライフをより豊かに彩るきっかけになったと感じています」
「最近は日常の中で乾杯する機会が少なくなっていると感じる今だからこそ、「ホームタップ」は人や家族の時間を温かくつなぐ存在でありたいと考えています。この特別な乾杯やつながりの輪をさらに広げるため、今回はGOOD HOPSさんとの協業により、缶ビールの一般発売にも挑戦いたします」
「また、当社と遠野市は持続可能な国産ホップの生産を目指す『ビールの里プロジェクト』に取り組んでいます。本イベントを通じて、遠野を応援したいと思う人が少しでも増えるきっかけになれば幸いです。今後もお客様の声を聞きながら、より深く、長く寄り添えるサービスへと進化していきたいと思います」
ビールが届く。その先に、産地やつくり手との出会いがある。
「ホームタップ」は、会員様だからこそ味わえる特別な体験をこれからもお届けしていきます。

 

「ホームタップ」について

「ホームタップ」

▼ホームタップブランドサイト

▼ホームタップ「Home Tapのある暮らし篇」

 

山本兼司
この記事を書いた人
山本兼司
■「Always Love Beer(オールウェイズ・ラブ・ビール)」代表
記者として工業専門誌で2年、編集ライターとしてライフスタイル雑誌で3年勤務したのち、フリーランスへ。2016年6月に当サイトを立ち上げ、企画、編集、取材ライティング、撮影、デザイン、コーディング等を担当。2021年5月に合同会社しおりワークスを立ち上げ、代表に就任。
HP:https://www.shioriworks.com/