試飲レポ:割って楽しむ自由なビール「ビアボール」の楽しみ方は?

サントリーが今年6月に発表した“炭酸水で割るビール”「ビアボール」が、一部料飲店での先行販売と業務用中瓶での販売を経て、2022年11月15日(火)、いよいよ家庭用小瓶で全国発売されました。Always Love Beer編集部でも試飲を行ったのでレポートします。
炭酸割りでもロックでもOK
炭酸水でお好みの濃さに割って楽しむという、今までにないスタイルのビールとして登場した「ビアボール」は、サントリー独自の醸造技術で同社ビールとして過去最高となるアルコール度数16%を実現。
氷を入れて炭酸水で割っても、ビールの味わいがしっかり感じられ、時間が経過しても崩れない味わいと香りのバランスを実現しており、麦芽本来のうまみと深いコク、そしてフルーティで爽やかな醸造香を、炭酸割りでもロックでも自分好みに楽しめるとのことです。
Alc4%なら小瓶で1.3Lのハイボールに
そこで今回は当サイト編集部も試飲をしてみました。つくり方は一般的なハイボールと同様ですが、サントリーのおすすめは「ビアボール1:炭酸水3」。家庭用小瓶(334ml)の価格は税別で698円となりますが、推奨通りに3倍の炭酸水で割るとアルコール度数4%強で1300ml前後の量になりますから、コストパフォーマンスもかなり高い商品と言えそうです。
ビールらしい麦々しさ
口に含んでみると、いわゆるモルティな、麦々(むぎむぎ)しいうまみがはっきりと感じられるので、見た目は完全にハイボールながら「やっぱりビールを飲んでいるんだ…」という新鮮かつ不思議な感覚に。若々しいホップ香とともに、一般的なハイボールでは感じることのない発酵由来の複雑な香りやコクを存分に楽しめます。
「ビアボール」の比率を高めていくと、少しずつ苦味と甘みが同時に強くなり、度数16%のままロックで飲むと、まるでバーレーワインを読むようなコク深さも楽しめます。
開栓後、付属の再栓キャップ(左)で2週間ほど保存可能。詳しくは公式サイトのQAページにて
もちろん、果汁系の割り材等を使えばフルーツ発泡酒を思わせるような風味にもなるなど、楽しみ方は自由自在。付属の再栓用キャップを使えば2週間ほど保存できるという本商品。ちょい飲み派にもがっつり派にも、さらには複数人での飲みにも幅広く対応可能という点は、味わいだけでなく、ビールとの付き合い方そのものを広げる結果につながりそうです。
編集部オススメは「追いホップ」!
せっかくなので当サイト編集部でもいろいろな割り方を試してみましたが、特に楽しかったのが“追いホップ”アレンジでした。ここ数年、クラフトビールの世界では収穫したばかりの“生ホップ”を使うムーブメントが起きていることもあり、全国各地でビール醸造所などによるホップ栽培が増えています。そのため、時期によってはドライホップ製品(乾燥させたホップの毬花)を個人でも購入できるようになってきました。
そこで今回、たまたま手に入っていた山梨県産のドライホップ製品を、「ビアボール1:炭酸水3」のハイボールに追加してみたところ、グラスに口を近づけただけでグラッシーかつシトラシーなホップ香が盛大に感じられる一品に。まるでIPAを楽しむような感覚で、するすると飲める“ホッピーハイボール”が完成しました。
ネット発ちょい足しレシピに期待
発売以来、さっそく各方面で大きな反響を呼んでいる「ビアボール」ですが、楽しみなのはこれから。家庭用小瓶の販売によって、今まで誰も思いつかなかったような割り材や“ちょい足し素材”が試されるのではないかと思います。
フルーツはもちろん、生姜、シソ、唐辛子といった薬味、あるいはタバスコ等々、ハイボール通な方々が楽しんでいるような、「ビアボール」の楽しさを一層広げる斬新なアレンジが出てきて、SNSを賑わす日を楽しみにしましょう。
「ビアボール」概要
- 商品名
- 「ビアボール」
- 容量
- 334ml(家庭用小瓶)、500ml(業務用中瓶)
- 希望小売価格(税別)
- 334ml:698円、500ml:862円
- アルコール度数
- 16%
- 発売期日
- 334ml(家庭用小瓶) 2022年11月15日(火)
500ml(業務用中瓶) 2022年10月4日(火) - 発売地域
- 全国
- 品目
- ビール
- Webサイト
- 「ビアボール」ブランドサイト
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