酒税一本化に向けキリンビールが「一番搾り」刷新&「本麒麟」ビール化!

キリンビールは、同社ビールブランド「キリン一番搾り生ビール(以下、一番搾り)」をリニューアルのうえ2026年8月製造品より全国で順次切り替えるほか(※1)、新ジャンル(発泡酒②)ブランド「本麒麟(ほんきりん)」を麦100%の生ビール(※2)に刷新し、11月4日(水)より全国でリニューアル発売します。
本記事では、5月27日(水)に都内で開催された、同社による「2026年下期 ビール成長戦略発表会」の発表内容も交えてレポートします。
※1 3Lペットボトルは中味の変更のみ
※2 ビールは麦芽使用比率50%以上で、かつ国が定める副原料・使用量の範囲内の発泡性酒類。発泡酒は麦芽使用比率50%未満、または上記条件を満たさない発泡性酒類。
酒税改正見据え10年にわたりビールを魅力化
2026年に入り、リニューアルした「晴れ風」や年間販売目標を上方修正した「グッドエール」等の主力ブランドが好調に推移しているというキリンビール。2026年1-4月はビール類計の市場販売実績予測が数量ベースで前年比マイナス7%にまで落ち込んだ(※3)のに対し、キリンビールは金額ベースで同マイナス3%と、市場を上回る実績を記録したとしています。
一方、物価の上昇や顧客のライフスタイル変化など、ビール市場を取り巻く環境が変化するなか、2026年10月の酒税一本化を機にビール類市場は大きな転換点を迎えるというキリンビール。同社は、ビール類市場は、「高価格」「スタンダード」「エコノミー」「オフ・ゼロ系」という4つのカテゴリーに分化していくと予測(※4)しており、各カテゴリーで味わいへの期待に応えるブランドの提供が求められていくとしています。
酒税一本化を見据え、これまで10年間にわたり、そうした顧客変化を捉えた商品開発とブランド育成を行い、ビールの魅力化に取り組んできたというキリンビール。今後は、「晴れ風ACTION」「グッドエールACTION」等、同社のCSV経営を体現しているというブランドアクションに関して、さらにブランド展開を拡大していくほか、2026年下期はフラッグシップ商品の「一番搾り」のリニューアルと、「本麒麟」のビール化リニューアルを実施のうえ、カテゴリーを活性化していく方針としています。
※3 キリンビール調べ
※4 市場データ・人口動態などの時系列データや、お客様への調査に基づく消費マインドの変化を元に予測を作成。
“ヴァイタートリンケン”を現代に合わせ進化
1990年の発売当時から35年以上、麦のおいしいところだけを搾る独自の「一番搾り製法(※5)」を採用してきたという「一番搾り」は、狭義のビールが今年10月の酒税法改正でさらに手に取りやすくなるという市場環境の変化を踏まえ、中身・パッケージともリニューアル。より多くのファンnにビールならではの魅力を感じてもらうことで、ビールカテゴリーの価値向上を図っていくとしています。
今回のリニューアルでは、製法・原料まで立ち返り、キリンビールのポリシーである「ヴァイタートリンケン(飲みやすく、飲み飽きない)」を今の時代に合わせてさらに進化。「一番搾り製法」と麦芽100%による麦のうまみが感じられる満足感を維持しながら、キリンビール伝統の「ザーツ」や「ヘルスブルッカー」ホップの配合を最適化したほか、糖化方法をインフュージョン法に変更したことで、より飲みやすく、飲み飽きない味わいを実現したとしています。
※5 麦汁ろ過工程において最初に流れ出る一番搾り麦汁のみを使う製法
新しいおいしさ支援する「一番搾りACTION」も開始
パッケージは、「おいしい」「高品質」を強みとする現行デザインから、全体の余白感を高め、「一番搾り」ならではの澄んだしずくの印象をブラッシュアップすることで、「今の時代に合っている」イメージをさらに強化。そのうえで、今後は酒税法改正のタイミングに合わせて、ビールの魅力をより実感できる新しいコミュニケーション施策を、2024年の「一番搾り」リニューアルを上回る規模で実施していく方針としています。
キリンビールはこのほか、今回のリニューアルに合わせて新たなビール体験を提供すべく、「極みの泡タップ」を活用したサーバーから注ぐ「極みの泡 一番搾り」を、同社全国9工場の工場見学で10月より提供開始予定としています(※6)。13年にわたる開発期間を経て実現した技術という「極みの泡タップ」は、空気中の窒素を活用することにより、窒素ガスボンベを使用せず、きめ細かい泡を生み出すというもの。これにより、泡と液の境界に“第三層”が発生し、見た目にも楽しいグラデーションのなか、従来にはないもっちりとしたなめらかな口当たりの泡が「一番搾り」の麦のうまみをより引き立てる、“泡までおいしい”ビール体験が実現するとしています。
このほか、ブランドアクションについては、多くの課題に直面しているなか、果敢に「新しいおいしさづくり」に挑戦している日本の食の生産に従事する方々を支援するという「一番搾りACTION」もスタート。「一番搾り」の売上本数と連動した寄付によって、「新しいおいしさ(=独自性または先進性を有する新品種または新製品)」の発展を支援していくなどの取り組みを進めていくとのこと。2026年の寄付金額は5,500万円を見込んでいるとしています。
※6 提供開始時期は変更の可能性あり
「キリン一番搾り生ビール」概要
- 商品名
- キリン一番搾り生ビール
- 発売地域
- 全国
- 発売日
- 2026年8月製造品より順次切り替え
- 容量・容器
- 135ml・缶、250ml・缶、350ml・缶、500ml・缶、小びん、中びん、大びん、慶祝ラベル中びん、7L・樽、15L・樽、20L・樽、3L・ペットボトル
- 価格
- オープン価格
- アルコール分
- 5%
- 純アルコール量
- 350ml缶:14g、500ml缶:20g
- 製造工場
- キリンビール北海道千歳工場、仙台工場、取手工場、横浜工場、名古屋工場、滋賀工場、神戸工場、岡山工場、福岡工場
- Webサイト
- 「キリン一番搾り」ブランドサイト
麦100%生ビールへ進化。Alcは5%に
一方、今回の酒税一本化を見据えて2018年にデイリービールとして発売した「本麒麟」については、開発当時から構想していたという新ジャンル(発泡酒②)からビールへの製法刷新が行われることとなりました。
「本当は我慢せず、うまいビールを毎日飲みたい」という顧客の想いに向き合い、2018年発売から毎年うまさを磨き続けてきたという「本麒麟」。今回の刷新では、ブランド独自の価値であり、発売以来一貫して追求してきた「本格的なうまさ」を抜本的に向上させるべく、雑味のとれた調和のある味わいを実現する長期低温熟成(※7)とドイツ産「ヘルスブルッカー」ホップの使用を継続しながら、麦100%生ビールへ進化させ、アルコール度数も6%から5%へ適正化。麦本来のうまみをより感じられる、「力強いコクと飲みごたえがありながら飲み飽きない」味わいを実現したとしています。
また、パッケージはベースカラーである赤色の上質感を高め、エンブレムの進化と「長期低温熟成」の表記で本格的なうまさへの期待感を醸成したほか、「麦100%」「生ビール」を明確に訴求し、さらに品質感を強化。さらに、全体に余白感を持たせて現代的なデザインへ進化させたとしています。
※7 キリンビール伝統の低温熟成期間を1.2倍にした製法/同社ビール比
「本麒麟」概要
- 商品名
- 本麒麟
- 発売日
- 2026年11月4日(水)
- 発売地域
- 全国
- 容量/容器
- 350ml・500ml缶
- 価格
- オープン価格
- アルコール分
- 5%
- 純アルコール量
- 350ml缶:14g 500ml缶:20g
- 酒税法上の区分
- ビール
- 製造工場
- キリンビール 北海道千歳工場、仙台工場、取手工場、横浜工場、名古屋工場、滋賀工場、神戸工場、岡山工場、福岡工場
- Webサイト
- 「本麒麟」ブランドサイト






















