特急｢SPACIA X｣とクラフトブルワリーの共創プロジェクトが始動!

2023-07-17

東武鉄道は2023年7月15日（土）に運行開始した新型特急「スペーシアX（SPACIA X）」の1号車コックピットラウンジ内カフェカウンターにて、Nikko Brewingによるオリジナルビールの提供ほか、全国各地のクラフトビール醸造所と共創を行うという「X BEER PROJECT （クロスビアプロジェクト）」をスタートさせました。

新しい旅行を提案するビアプロジェクト

「スペーシアX（エックス）」は、浅草～東武日光・鬼怒川温泉を結ぶ「特急スペーシア」の新型車両です。“走るスイートルーム”をコンセプトに、「コックピットスイート」をはじめ6種の座席を設けるなど、車両デザインからインテリア、座席まで大幅にアップデートされました。

1号車のコックピットラウンジ内にオープンするカフェ「GOEN CAFE SPACIA X」のカウンターには、生ビールを提供する4本のドラフトタワーが設置。そのドラフトタワーをベースに、シグネチャー商品となるNikko Brewing醸造のオリジナルビールを提供するほか、全国のビール醸造所や地元生産者の方々と多様な取り組みを行い、新しい旅行やライフスタイルを提案していくというのが今回の「X BEER PROJECT」です。

Nikko Brewing「NIKKO LAGER」

「スペーシアX」のシグネチャー商品として提供される定番ビールは、Nikko Brewingの「NIKKO LAGER」。車両の高級感や日光東照宮の陽明門をイメージしたというゴールドのアピアランスで、「乗車していただく方にとって親しみやすくハードルの高くないビール」を目指し、ビアスタイル（ビールの種類）はイタリアンピルスナーが採用されました。“少ないほど豊か”という発想で、さまざまな要素を削ぎ落とした「水墨画のような、毎日飲みたいビール」としてのシグネチャービールに仕上がったとしています。

実力派ブルワリーと地域生産者が共創

このほか、今回は「スペーシアX」運行開始に合わせ、伊勢角屋麦酒（いせかどやビール）、T.Y.HARBOR Brewery（ティー・ワイ・ハーバーブルワリー）、富士桜高原麦酒（ふじざくらこうげんビール）という全国に名前を轟かせる実力派ブルワリー3社が、栃木県の生産者の方々とコラボレーションを行い期間限定ビールを開発。7月から10月にかけて3種のビールを順次発売することとなりました。

地産地消による地域振興の寄与に向けて、それぞれ地域で生産される食材等を副原料に使用した各ビールは、7月15日以降、「スペーシアX」車内のほか、東武グループ各施設および店舗、さらには東京ソラマチなどの一部店舗にて提供予定。今後は季節に併せて商品を入れ替えるなど、複数種類のラインナップを常時楽しむことができるようにしていくとのことです。

伊勢角屋麦酒「SPACIA X YUZU IPA」

7月15日発売のトップバッターは、伊勢角屋麦酒が床井柚子園（栃木県宇都宮市）の「宮ゆず」を使用して醸造したIPAになりました。ゆずの栽培北限と言われる北緯36度の宇都宮市は、生産に関して難しい面があるものの、「『1本1本の木に陽を当て、風を通せば大丈夫』という、床井さんのゆず栽培に込めた自信や思いの強さに心を打たれた」という伊勢角屋麦酒の出口氏。ベースは「JAPAN BREWERS CUP 2023」のIPA部門で優勝した「伊勢角屋麦酒IPA」で、Alc.6.5％、IBU55は引き継ぎつつ、新たなスペーシアに合わせて「サルボ」という新種ホップも使用したとしています。

T.Y.HARBOR Brewery「SPACIA X Strawberry SOUR ALE」

T.Y.HARBOR Breweryは、伊澤いちご園（栃木県下野市）のいちご「とちあいか」を使ったサワーエールを7月に醸造します。いちごから出る香りと酸味、そしてサワー酵母の酸味に加えて、発酵温度によっていちごを思わせるフルーツの香味成分も醸しつつ、乳糖も使用するという今回のビール。「伊澤いちご園さんが運営するカフェ『Gelato&Caffeいざわ苺園』のストロベリージェラートがめちゃくちゃおいしいくて、それをビールで表現したかった」と話すT.Y.HARBOR Brewery阿部氏。「今回お会いした生産者の方々は皆人間性が素晴らしく、今後はコーヒーとゆずを使ったビールもそれぞれつくらせていただけたら」と語っていました。

富士桜高原麦酒「SPACIA X Coffee Weizen」

一方、9～10月の醸造を予定している富士桜高原麦酒のビールは、日光珈琲（栃木県日光市）とのコラボでシュヴァルツヴァイツェンとなる予定です。かつて「黒ビールが好きな人も苦手な人も飲める黒ビールをつくりたい」と考えてレシピを開発した富士桜高原麦酒第4の定番ビール「シュヴァルツヴァイツェン」をベースとして、「日光珈琲さんとコラボするのであれば、そのときと同じように、コーヒーが好きな人も苦手な人も飲めるコーヒーのヴァイツェンをつくりたい」と考えたそう。ベースは水出しにしつつ、コーヒー豆のロースト香やフルーツを思わせる爽やかな酸味で、食事にも合わせやすいビールをつくりたいとしています。

その他、販売情報等

「スペーシアX」車内以外の販売場所

特設サイト

▼「X BEER PROJECT」特設サイト

X BEER PROJECT（クロスビア プロジェクト） | 新型特急スペーシア Ｘ（ＳＰＡＣＩＡ

2023年に登場予定の東武鉄道の新しい特急「新型特急スペーシア」の最新情報をお届けします。車内カフェ ...

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▼「新型特急スペーシア X」特設サイト

新型特急スペーシア Ｘ（ＳＰＡＣＩＡ Ｘ）特設サイト | 東武鉄道公式サイト

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