長野・木曽路ビールが2018年3月末で閉業 － 3月下旬に東京と名古屋でラストイベント

2018-03-20

長野県木曽郡のリゾート宿泊施設「ホテル木曽路」内にある老舗ブルワリー「木曽路ビール」が、2018年3月末をもって20年以上の歴史に幕を降ろすこととなりました。

3月下旬に「木曽路ビールを見送る会」も

南木曽岳の湧き水を使い、南ドイツおよび英国スタイルを中心としたビール醸造を行っていた「木曽路ビール」の開業は1997年。以来、「ホテル木曽路」内のブルワリー併設レストラン「バーリーハウス」等で、素材や品質にこだわったクラフトビールを長らく提供していました。

初出品となった「インターナショナル・ビア・コンペティション2010」（現「インターナショナル・ビアカップ」）では「ポーター」が金賞、「キソジプレミアムラガー」が銀賞を受賞。また、近年では信州塩尻・松本産のナイアガラグレープをふんだんに使用した「ナイアガラペールエール」等のフルーツビールも話題を呼んでいました。

残念ながら今回の閉業決定はホテル側の経営判断だったようですが、今後、ブルワリー設備がどうなるのかといった詳細等が分かりましたらまたご報告したいと思います。

また、2018年2月末現時点ですでに醸造は終了しているそうですが、オンラインショップでは在庫が販売されていますので、ぜひ味わってみてください。

このほか、今回の閉業にあたり、有志によるラストイベントが東京および名古屋のビールバー3店舗（2018年2月27日現在）で開催される予定となっています。イベントには同ブルワリー醸造家の武藤氏もいらっしゃるとのこと。イベント情報は随時更新されるようなので、下記のFacebook情報等もチェックしてみていただきたいと思います。

概要「木曽路ビール」ラストイベント