誰もが楽しめるお酒文化の創造目指す「GREEN’S FREE ACTION」第2弾が始動!

キリンビールは2026年9月3日(木)、同社ノンアルコール飲料「キリン グリーンズフリー(以下、グリーンズフリー)」が実施する「GREEN’S FREE ACTIONグリーンズフリーアクション)」の第2弾として、武蔵野美術大学との協働による2026年後期授業「産官学共同プログラムI 『GREEN’S FREE ACTION』」()をスタートしました。

本授業では、「誰もがお酒の場を楽しめる文化」の創造を目指した作品の制作が行われ、優秀作品は2027年以降に社会実装が予定されているとのことです。

※ 20歳未満の飲酒を誘発することのないよう配慮し、学部3年生以上を対象に実施

 

お酒の価値を広げるブランドアクション

キリンビールのブランドアクション

ビールやRTDの主要ブランドを通して、顧客とともに社会課題の解決に取り組み、お酒のポジティブな価値を広げることを目指すというキリンビールの「ブランドアクション」。同社は「一番搾りACTION」や「晴れ風ACTION」のほか、ノンアルコールビールテイスト飲料「グリーンズフリー」でも、「お酒を飲む人、飲まない人、飲めない人、誰もがお酒の場を楽しめる新しい文化を創ることで、お酒の場での「つながるよろこび」を守っていきたい」との思で、「GREEN’S FREE ACTION」を2026年4月にスタート。第1弾では、武蔵野美術大学と協業し、特別講義にて「みんなが楽しめる“未来の酒場”」を考えるという双方向的なワークショップを開催し、話題を呼んでいました。

今回の「産官学共同プログラムI 『GREEN’S FREE ACTION』」は、その第2弾となる武蔵野美術大学の2026年後期授業。同大学 造形学部 基礎デザイン学科の清水恒平教授のもと、第1弾の特別講義で得た気づきや発想をさらに深化させ、全11回の授業を通して「飲む人、飲まない人、飲めない人がともに楽しめるお酒の場=未来の酒場」の創造を目指した作品の制作・発表を行うとしています。

 

“未来の酒場”テーマに作品制作

武蔵野美術大学 造形学部 基礎デザイン学科 清水恒平 教授

初回講義では「みんなの考えるお酒の場とは」とのテーマでディスカッションも実施。「酒場というとバーや居酒屋を連想してしまうかもしれませんが、“お酒がある場”と考えたうえで、居酒屋のソリューションというより、広く“お酒の未来”みたいに考えてもらうといいかなと思います」と語る、武蔵野美術大学の清水教授

授業では、第1弾の特別講義で実施したアルコールパッチテストのパッケージ課題を経て、作品提案のためのリサーチとなるフィールドワークを行い、最後に「未来の酒場」の作品制作が行われる予定。作品については11月26日(木)にキリンビール本社でプレゼンテーションを行い、最終発表・講評会で高い評価を得た作品は2027年以降に社会実装を目指すとしています。「作品制作の手法は自由。イベント的なものの企画かもしれないし、プロダクトやグラフィックかもしれない。そこをこれから考えていくわけですが、最終的にプレゼンテーションしていただくので、たとえばプロダクトであればモックアップを制作する等、効果的に組み合わせてプレゼンテーションもしっかりデザインして欲しいと思っています」(清水教授)とのことです。

 

「産官学共同プログラムI 『GREEN'S FREE ACTION』」

作品に求められる指標は「汎用性」「共感性」「独自性」「機能性」の4つ。企画次第ではあるものの社会実装を展開しやすくなるよう汎用性が高く、かつ他者に共感してもらえる魅力ある作品であること。また、「“面白いけど見たことあるね”というものではなく、独自性を高めてください。あとは、やはり効果があるもの。きちんと自分たちの意図が伝わって効果が出るようなものを考えていきましょう」(清水教授)としています。

 

飲める人も、飲めない人も、飲まない人も

キリンビール マーケティング部 ビール類カテゴリー戦略担当 「グリーンズフリー」ブランド 担当 小澤彩美(おざわ・あやみ)氏

「社内でもお酒の場について考えるディスカッションを行ったところ、たとえば皆がお酒飲んでる場で一人だけ飲んでなかったとき、“なんで飲まないの?ノリが悪いね”なんて言われて嫌な気持ちになったという体験談もあり、“飲まない人の視点も考えるべきだね”といった意見がありましたた」と語る、キリンビールの小澤氏

第1回目の講義ではキリンビールのマーケティング部 ビール類カテゴリー戦略担当で「グリーンズフリー」ブランドを担当する小澤彩美(おざわ・あやみ)氏と西川琳太朗(にしかわ・りんたろう)も登壇し、今回の取り組みの意図や学生の方々に期待することなどを述べました。同社の調べによると、主にコロナ禍の前後でノンアルコール・ビールテイスト飲料の購入者数は120%に拡大するなど、価値観の変化等を受け、お酒を取り巻く環境も昨今は大きく変化しているとのこと。一部では「お酒の場についてネガティブなイメージをお持ちの方がいらっしゃるのも事実と考えている」と、小澤氏は語ります。

 

「産官学共同プログラムI 『GREEN'S FREE ACTION』」

一方で、キリンビールは2010年、世界初というアルコール0.00%のノンアルコールビールテイスト飲料「キリン フリー」を発売しています。「世界に先駆け、お酒の未来を創造するチャレンジに取り組んでいる自負を持つ当社としては、飲める人も、飲めない人も、飲まない人も、楽しく正しくお酒と向き合える世の中にしたいと考えている。そこで、“お酒の場でつながる喜び”を守り続けるために『グリーンズフリーアクション』をスタートさせた」という小澤氏。講義では、そうした「つながる喜び」の一例として、「晴れ風ACTION」における日本の風物詩を守る活動事例等も紹介しつつ、「同アクションでは花火やお花見を対象としていたが、『グリーンズフリーアクション』については対象を限定せず、皆さまの自由な発想で考えていただきたい」と、本プログラムへの期待を語りました。

 

人と人、人と社会が繋がるアウトプットに期待

キリンビール マーケティング部 ビール類カテゴリー戦略担当 「グリーンズフリー」ブランド 担当 西川琳太朗(にしかわ・りんたろう)氏

4月に行われた特別講義における学生の方々のアウトプットについては「めちゃくちゃ新鮮でした。どのアイディアも、我々の社内の議論からは出てこなかったようなもので、すごく楽しく拝見させていただきました。ああいったクリエイティビティは、我々に足りてない部分だと感じます」と語るキリンビールの西川氏

続いて登壇した西川氏からは、今回の取り組みが武蔵野美術大学との「共創」となった背景も語られました。「企業からの一方的な発信・取り組みにしてしまうと、どうしても、視点・価値観・発想が限定されてしまって、生活者の方々の共感、ひいては文化の創造につながらないのではないかと考えた」という西川氏。そこで、共創相手としていくつか候補があったなかから、同大学の「正解のない問いに向き合い、社会とつながるデザインを生み出す姿勢」に共感し、「皆さまと一緒に今回の壮大なテーマに一緒に立ち向えたらと考えた」としています。

 

「産官学共同プログラムI 『GREEN'S FREE ACTION』」

そのうえで、キリンビールが本プログラムに期待する点は3つ。「まずは皆さま自身の意見を大事にして、一人ひとりの体験や価値観しっかり反映させていただきたい」とのこと。また、今回は指定されたアウトプットを制作する取り組みにはしていないということで、「自由な発想で制作に臨んでいただけたら」としています。「それともう1つ、キリンビールとして掲げている“つながる喜び”を届けられるような、人と人、人と社会が繋がるようなアウトプットに期待しております」と、制作に向けた期待を語りました。

授業の先で目指していくのは文化を作っていくこと。アウトプットを制作して終わりではなく、それを世の中に発信し、共感をつくっていくことが極めて大事という西川氏。2027年以降、一部作品については世の中に展開をして共感の輪を広げていきたいと考えており、「ぜひモチベーション高く臨んでいただきたい」(西川氏)としています。

 

「産官学共同プログラムI 『GREEN’S FREE ACTION』」概要

「産官学共同プログラムI 『GREEN'S FREE ACTION』」
目的
未来を担う若年層をはじめとした、誰もがお酒の場での「つながるよろこび」を感じられる文化を創造する。
対象
武蔵野美術大学 学部3年生以上の学生(受講予定:20名前後)
授業回数
全11回(各180分)
授業スケジュール(予定)
第1~3回 「お酒の場のリアル」についてインプット・フィールドワーク・ディスカッション(9月3日開始)
第4~5回 アイデア検討・ディスカッション
第6回 中間発表
第7~10回 作品制作
第11回 最終発表・講評会(11月26日実施)

 

「キリン グリーンズフリー」概要

キリンビール「キリン グリーンズフリー」
商品名
「キリン グリーンズフリー」
発売地域
全国
発売日
2026年1月製造品からリニューアル品に順次切り替え
容量・容器
350ml・缶、500ml・缶、334ml・小びん
価格
オープン価格
アルコール分
0.00%
コンセプト
爽やかな味わいで、気持ちが明るくなるノンアルコールビール。
中味
飲みごたえがありつつ、3種ホップ香る爽やかな味わい。
パッケージ
「グリーンズフリー」ならではの、爽やかで明るい印象のデザイン。
製造工場
キリンビール取手工場、滋賀工場、岡山工場
Webサイト
「キリン グリーンズフリー」公式ページ

 

山本兼司
この記事を書いた人
山本兼司
■「Always Love Beer(オールウェイズ・ラブ・ビール)」代表
記者として工業専門誌で2年、編集ライターとしてライフスタイル雑誌で3年勤務したのち、フリーランスへ。2016年6月に当サイトを立ち上げ、企画、編集、取材ライティング、撮影、デザイン、コーディング等を担当。2021年5月に合同会社しおりワークスを立ち上げ、代表に就任。
HP:https://www.shioriworks.com/