サンクトガーレンがチョコビール4種発売！2021は幻の洋梨も使用

2020-12-31

サンクトガーレン（神奈川県厚木市）は2021年1月8日（金）、バレンタイン向けにチョコレート風味のビール「インペリアルチョコレートスタウト」「ル レクチェ チョコレートスタウト」「オレンジチョコレートスタウト」「スイートバニラスタウト バレンタインラベル」4種を発売します。

モルトだけで引き出したチョコレート風味

通称“チョコビール”と呼ばれる今回のサンクトガーレン製品は、お菓子のチョコレートを使った甘いビールではなく、ビールの原料となるモルトだけでチョコレート風味を引き出したビールです。

通常のビールに使うベース麦芽は約85度で焙煎するのに対し、チョコレートビールに使う麦芽は約160度の高温で焙煎しているそう。この麦芽は焦げる寸前で色がダークな茶色となり、かじるとほろ苦いビターチョコのような風味がするため“チョコレート麦芽”と呼ばれています。

このチョコレート麦芽でダークな色、カカオのような香ばしい香り、そしてビターチョコや思わすほろ苦さを引き出したのがサンクトガーレンの“チョコビール”です。

2021年は、発売16年目となる「インペリアルチョコレートスタウト」をはじめ、生産量が少ないことから幻の洋梨とも言われる「ル レクチェ」を使ったビールなど、訳あり果実も有効活用しながら4種類のフレーバーで発売することとなりました。

濃厚な“飲むチョコレートケーキ”

2006年より毎年バレンタインシーズン限定で販売している“チョコレートビール”の代名詞的存在です。通常の黒ビールの約3倍の材料を使用している超特濃黒ビールで、泡はシェイクのように固く真っ黒。

「まるで飲むビターチョコレートケーキ」と感想もあるほどで、アルコールが9％と高く、ワインのように2年間熟成が可能としています。

「インペリアルチョコレートスタウト」概要

幻の洋梨350kgを使用

生産が難しく、流通量が少ないことから幻の洋梨とも言われる“ル レクチェ”を使用した2021年限定のチョコレートビールです。

1回の醸造に約350kgのル レクチェを使用。独特の甘い芳醇な香りを活かすため、2006年以来チョコビールシリーズに一貫して使用してきたアメリカンエール酵母でなく、ベルジャンストロング酵母を採用。青りんごやプラムに例えられる香りが主張する酵母で、果実との相乗効果でフルーティーな味わいが特徴としています。

※ 本商品は日本で認められている以上の量の果物を使用しているので「発泡酒」表記となりますが、麦芽率は高く税率はビールと同じであり、いわゆる“節税型発泡酒”とは異なる製品となります。

「ル レクチェ チョコレートスタウト」概要

マーマレードのような柑橘の後味

オレンジピールにチョコレートをコーティングしたお菓子“オランジェ”をイメージしたというビールです。マーマレードの原料 、橙（だいだい）オレンジを皮ごと細かく刻み、ジャムをつくるように長時間煮込んで風味を凝縮し、それをビールのもとになる麦汁に合わせて発酵させたそう。

使用している橙は神奈川産のもので、オレンジの皮も実も丸ごと使用しているため、マーマレードのような柑橘の皮の苦味が後味に残るとしています。

※ 本商品は日本で認められている以上の量の果物を使用しているので「発泡酒」表記となりますが、麦芽率は高く税率はビールと同じであり、いわゆる“節税型発泡酒”とは異なる製品となります。

「オレンジチョコレートスタウト」概要

パティシエも使用するA級バニラを使用

エスプレッソのように濃厚な黒ビールに、バニラの香りを溶け込ませたというスタウト。エッセンスなどの人工物は添加せず、一流パティシエも使用するパプアニューギニア産Aグレードバニラを使用。飲み口は甘くまったりで、バニラチョコを思わせる後口とのことです。

※ 本商品のみ通年で販売しており、1月8日よりバレンタインラベルで本数限定発売されます。

「スイートバニラスタウト バレンタインラベル」概要