累計販売本数150億本超!25年目の「キリン 氷結」が全13種リニューアル

キリンビールは2026年4月製造品より、同社RTD「キリン 氷結(以下、氷結)」シリーズおよび「キリン 氷結無糖(以下、氷結無糖)」シリーズの全13フレーバーで、雑味のないクリアな味わいをさらに強化したという新製法を採用し、ブランド史上最大規模のリニューアルを順次実施しています。
今回のリニューアルに伴い、同社は「氷結」の魅力を新感覚で楽しむことができるという体験型イベント「氷結 Ice Magic 2026」を、7月3日(金)~7月5日(日)の3日間限定で東京・新宿の「サナギ 新宿イベントスペース」で開催しました。本記事では、6月末に新宿で行われた同イベントの先行体験会、および「キリン 氷結」戦略発表会の様子などを交えてレポートします。
9年で約1.5倍。RTD市場は酒税改正でさらなる成長へ
2017年からの9年間で約1.5倍と、酒類カテゴリーのなかで最も高い伸びを示しているというRTD市場。容器別に見ても缶の酒類に占めるRTDの割合は、同じ期間で15%近く高まり、2025年には約35%に達したとのこと。また、2017年に86だったビール類のSKU数が9年後にほぼ横ばい87だったのに対し、RTDは同期間で76から109にまで拡大。連動して購入率も50%から54%に高まっており、「度数や味わいの多様さでお客さまの幅広い嗜好に応えてきたことが、今日までの成長につながったと考えている」と語るのは、キリンビール執行役員 マーケティング部長の今村恵三(いまむら・けいぞう)氏氏です。
一方で、商品が多いぶん市場に定着する難易度は高まっていて、同社調べではRTD新ブランドの発売5年後の定着率はわずか1割に留まっており、結果として上位1割のブランドが販売金額の84%を占める構造となっているそう。そうしたなか、2026年10月の酒税一本化によってRTDは10年間据え置かれた税率が引き上げられ、店頭価格の上昇も見込まれるとのことですが、「過去の酒税改正を振り返ると、税率と店頭価格が上がった新ジャンルでは上位ブランドへの集中が加速した。せっかく飲むなら本当に美味しいと思えるものを飲みたいという心理が働いていると見ている」という今村氏。RTDも同様に上位ブランドへの集中が進むと見ており、「この10年間で、より安心できる確かな選択を求める傾向が強まっている状況を踏まえると、長く支持されてきたロングセラーブランドを引き続き強く育成していくことがカテゴリー成長に不可欠と考えている」としています。
また、酒税改正では他カテゴリーからの流入も大きな機会になるとのこと。2023年に新ジャンルの税率が上がった歳も同カテゴリーから流出した顧客の20%がRTDに移っており(※1)、今回は発泡酒を含むエコノミービール全体で税率が上がることでによって、店頭でのRTDの価格優位性も続く状況で、流入はさらに高まると見込んでいるそう。「RTDが担ってきた新しいユーザーやエントリーユーザー、またライト層の獲得も続けながら、エコノミービールのユーザーからの流入受け皿にもなっていく。その両輪がさらなる成長機会になる」(今村氏)としています。
※1 キリンビール調べ(2022年-2024年)
2026年はブランド計で前年比プラス3%目指す
そうした機会にキリンビールが「総力を挙げて育成していく」(今村氏)というブランドが、2001年に「チューハイを変えるチューハイをつくる」というコンセプトで発売され、今年で25年目を迎える「キリン氷結」となります。累計販売本数は150億本超、ブランド認知率は95%、20歳以上の飲料経験率は約8割という代表的なRTDブランドに成長した「氷結」は、それまで中高年男性向けだったチューハイを、たとえば「若い女性が出張帰りに一人で飲んでも気後れしないお酒にしたい」といった思いから生まれたそう。
クリアウォッカとクリア果汁という一手間かけた原料や、NASAの技術を採用した唯一無二のパッケージ等、従来の酒類と一線を画すチャレンジを詰め込んだ「氷結」ブランドから今まで発売された商品は、延べ500種類以上。近年では食中酒のニーズに加え、健康意識の高まりを捉えた「氷結無糖」シリーズ、SDGsへの関心やフードロス問題を捉えた「氷結mottainai」シリーズも展開しており、後者は今年3月、シリーズ初の通年品が発売されました。「一時的なチャレンジでなく、誠実にお客さまと向き合ったひとつ一つの積み重ねが、ご支持をいただける最大の理由だと考えている」という今村氏。今後も新たなチャレンジを続けながら、「2026年の販売数量はブランド全体で前年比プラス3%に、そして2030年には最高販売数量の更新を続け、酒類市場の活性化にしっかり貢献していきたい」と、さらなる成長に向けた意気込みを語ってくれました。
リニューアルで顧客が求める不変の上位価値を強化
続いて登壇したキリンビール マーケティング部 キリン 氷結ブランドマネージャーの資逸晴亮(すけいつ・せいすけ)氏からは、今回のリニューアルと、イベント「氷結®︎ Ice Magic 2026」に関する説明などが行われました。「楽しい日も、ちょっと大変な日も、どんな瞬間でも『氷結』を飲むことで気分を明るく爽快にして欲しい」との願いを込め、「お客様の今日を明るく爽快にする」というブランドパーパスを掲げる「氷結」は、「チューハイを変えるチューハイを志して生まれた。“新しくなかったら氷結じゃない”という思いを大切に、求められる価値を改めて磨き上げ、市場に貢献していきたい」と、資逸氏は語ります。
顧客がRTDに求める上位価値は直近5年間で変化していないそう(※2)。他の酒類に比べて度数やフレーバーの選択肢が広いことから、さまざまなニーズに応じて成長してきたというRTDは、「シーンを選ばず飲みやすいことや多様なフレーバーであること、さらにすっきりごくごく飲めることが不変の価値として求められるものと考えている」(資逸氏)とのこと。2026年は、そうした固有の価値を「氷結」のコア価値とともに強化すべく、新開発技術を搭載したうえでブランド史上最大規模となる、「氷結」「氷結無糖」全13品目のリニューアルが行われることとなりました。
※2 キリンビール調べ(2025年)
新製法で果実のみずみずしさがより鮮明に
みずみずしい果実感とすっきりした味わいを実現すべく、ひと手間をかけたクリア果汁を使用しているという「氷結」ブランドは今回、「氷結・超クリア製法」と呼ばれる新技術を採用。果汁を搾汁した直後のクセや雑味成分を、複数工程を経て取り除くことで純度を高めた「超・クリアエキス」を使用し、果実本来のみずみずしさがより鮮明に感じられる味わいへと進化させたとのこと。これにより、実際の顧客評価(※3)でも、おいしさの評点、飲みやすさ、爽快な飲み心地、そして雑味のなさが現行品より高く評価されたとしています。
また、今回はパッケージも刷新されました。「『氷結』を『氷結』と認識する大切な4つの要素」(資逸氏)という、ロゴ、果実、ブルー×シルバーの配色、そしてダイヤカットについても、それぞれブラッシュアップしたうえで、氷結らしさと「いま手に取りたくなる」印象を両立して強化したとしています。
こうしたリニューアルに合わせてプロモーションも今まで以上に強化。昨年に続き堀田真由さんを起用したブランド広告では、夏ならではのワクワクする高揚感のもとで「氷結」を飲むシーンを描き、直感的に飲みたくなる気持ちを訴求するとのこと。加えて、FRUIT ZIPPER仲川瑠夏さんを新たに起用したデジタル広告も6月にスタート。普段から「氷結」好きを公言しているという中川さんが、自身の生活のさまざまなシーンで「氷結」をおいしそうに飲む姿をリアリティを持って描き、若年層の顧客を中心にブランドとの距離をより近づけたいとしています。
※3 キリンビール調べ(2025年「氷結 シチリア産レモン」について)
注ぐとシャーベットになる新体験を飲食店でも提供
そして今回は広告に加えて「氷結」の新しい美味しさを体験できるとういうイベント「氷結®︎ Ice Magic 2026」も、新宿の「サナギ 新宿イベントスペース」で7月3日(火)から3日間開催されました。昨年も開催し、「直近で『氷結』を飲んでいなかったというお客さまからも大変な好評をいただいた」(資逸氏)とのことで、今年もパワーアップして開催されるという本イベントは、3つの氷点下の温度をテーマに、「氷結」のおいしさを新感覚で体験できるというもの。-18℃の「最高の乾杯」ではオリジナルのアイスグラスでキンキンに冷えた「氷結」が、-5℃の「シャリフワ新食感」では、昨年に続きシャープ協力のもと、注いだ瞬間シャーベット状になるアイススラリー体験が、そして-50℃の「大人のデザート」では専用フリーザーを使って好みのフルーツとお気に入りの「氷結」を組み合わせ、“大人のデザート”仕様のアイスバーが、それぞれ楽しめるというコンテンツとなっています。
このほか、キリンビールは今年、「氷結」の味わい体験をさらに広げるべく、さまざまな飲食店とのコラボレーションも予定。首都圏を中心に、34店舗の飲食店でアイススラリー体験を提供予定としています。
「キリン 氷結®」「キリン 氷結®無糖」シリーズ リニューアル概要
- 商品名
- ①「キリン 氷結® シチリア産レモン」
②「キリン 氷結® グレープフルーツ」
③「キリン 氷結® シャルドネスパークリング」
④「キリン 氷結® パイナップル」
⑤「キリン 氷結® オレンジ」
⑥「キリン 氷結® ウメ」
⑦「キリン 氷結®無糖 レモン ALC.7%」
⑧「キリン 氷結®無糖 レモン ALC.4%」
⑨「キリン 氷結®無糖 グレープフルーツ ALC.7%」
⑩「キリン 氷結®無糖 グレープフルーツ ALC.4%」
⑪「キリン 氷結®無糖 シークヮーサー ALC.7%」
⑫「キリン 氷結®無糖 ウメ ALC.7%」
⑬「キリン 氷結®無糖 レモン ALC.9%」 - 発売日
- 2026年4月製造品より順次切り替え
※「キリン 氷結®無糖 レモン ALC.7%」「キリン 氷結®無糖 レモン ALC.4%」は5月製造品より切り替え - 発売地域
- 全国
- 容量・容器
- 350ml・缶、500ml・缶
- 価格
- オープン価格
- アルコール分
- ①5% ②5% ③5% ④5% ⑤5% ⑥5%
⑦7% ⑧4% ⑨7% ⑩4% ⑪7% ⑫7% ⑬9% - 純アルコール量
- ①350ml缶:14g、500ml缶:20g
②350ml缶:14g、500ml缶:20g
③350ml缶:14g、500ml缶:20g
④350ml缶:14g、500ml缶:20g
⑤350ml缶:14g、500ml缶:20g
⑥350ml缶:14g、500ml缶:20g
⑦350ml缶:19.6g、500ml缶:28g
⑧350ml缶:11.2g、500ml缶:16g
⑨350ml缶:19.6g、500ml缶:28g
⑩350ml缶:11.2g、500ml缶:16g
⑪350ml缶:19.6g、500ml缶:28g
⑫350ml缶:19.6g、500ml缶:28g
⑬350ml缶:25.2g、500ml缶:36g - 製造工場
- ①キリンビール 仙台工場、取手工場、横浜工場、名古屋工場、岡山工場、福岡工場/キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所(予定)
②キリンビール 仙台工場、取手工場、横浜工場、名古屋工場、岡山工場、福岡工場/キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所(予定)
③キリンビール 仙台工場、名古屋工場、岡山工場(予定)
④キリンビール 名古屋工場/キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所(予定)
⑤キリンビール 名古屋工場、岡山工場/キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所(予定)
⑥キリンビール 名古屋工場/キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所(予定)
⑦キリンビール 仙台工場、取手工場、横浜工場、名古屋工場、岡山工場、福岡工場/キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所(予定)
⑧キリンビール 仙台工場、取手工場、横浜工場、名古屋工場、岡山工場、福岡工場(予定)
⑨キリンビール 仙台工場、取手工場、名古屋工場、岡山工場、福岡工場(予定)
⑩キリンビール 仙台工場、名古屋工場、岡山工場/キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所(予定)
⑪キリンビール 仙台工場、取手工場、名古屋工場、岡山工場(予定)
⑫キリンビール 仙台工場、取手工場、名古屋工場、岡山工場(予定)
⑬キリンビール 仙台工場、取手工場、名古屋工場、岡山工場(予定) - Webサイト
- 「キリン 氷結」ブランドサイト




















